早いもので、もう2月になりました。
今日は女性議員で、人材確保に悩む私立幼稚園の現状をお聞きしました。
皆さんもご存じと思いますが、保育所の待機児童問題がマスコミに取り上げられました。
国や自治体が保育士に手厚い手当を給付して解消に乗り出してきましたが、その一方で、幼稚園教諭と保育士の給与の差が歴然となり、幼稚園教諭の人材確保が困難になってきたのです。
この問題は、ちょうど1年前に「いちはらっこの子育ち会議」を傍聴した際にも、委員から指摘されていました。
給与に10万円もの差がでて、幼稚園教諭のなり手がいなくなっていること。
幼稚園教諭が保育士の資格をとって、人材が流れてしまっていること。
それに対して市は「保育士と幼稚園教諭のバランスを考えた改善策を検討する」と答えていましたが、今日の話を聞く限りでは事態は深刻化してきてると感じました。
市内の私立幼稚園や私立認定こども園では、人材不足によりクラス数を減らしたり、個々の努力で給与をアップせねばならず、人件費が増えることで運営への大きな負担が強いられているのです。
待機児童対策と共に、幼児教育の現状を考えなければなければ、撤退を余儀なくされる園が出てくるかもしれません。
医療的ケア児の受け入れに柔軟に対応してきたのも、私立幼稚園です。
「市原市に、もう幼稚園は必要ありませんか?」
この言葉が胸に突き刺さります。