薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、一市民としての思いを
ありのままにお話しします

すてきな終活~がんになっても大丈夫~

2017年02月25日 | 日記

いちはら市民ネットワークの総会がありました。

例年通りに粛々と進められ1時間で終了した後、第2部の講演会になると人が押し寄せ会場はみるみる満席に。

講師は市原市で在宅医療に携わって25年、これまでに3,000人以上の患者さんを在宅で看取ってこられた、五味クリニックの五味愽子医師

 

「すてきな終活 ~がんになっても大丈夫~」と題して、終末医療についてお話しいただきました。

人が死ぬときは食欲が低下し脱水傾向になり、血液が凝固して脳の循環が悪くなり、意識がもうろうとしてきて呼吸が浅くなり、低酸素になり、さらに意識が落ちて、脳内モルヒネ様物質βエンドルフィンが分泌して、幻覚が見えて、安らかに美しく点に召される。これは神様が動物すべてにくださる、この世で最後のプレゼントです。

ただし、自然にまかせ、あらがわず見守っていられた場合に限ります。

症状が悪化し、食べられないからといって胃ろうなどで人工的にチューブで栄養剤を流し込んだり、脱水だからといって点滴をしてしまえば、プレゼントは消えてしまいます。

意識がなくなったと家族が救急車を呼べば病院に搬送されて、点滴が始まると天国から引きずり戻されるのです。

この医療行為は医学的には正しいものですが、寿命が延びる分だけ先の苦しみを伴うものになる。

チューブを抜かないように手を縛られ、長くなると床ずれがでてきて痛みが増す。それでも生きていかなければならない。

だからこそ、患者が自分の最後をどう迎えたいかを事前に意思表示しておく必要があるのです。

日本の最先端医療は世界でもトップレベルですが、終末期の医療についてはここ数十年取り残されたまま。

医療をフルに使うことだけが医療のあるべき姿ではなく、今の終末医療に求められているのは進歩ではなく、荘子の説いた「退歩」ではないかと、五味先生。

がんは闘っているときは辛いけど闘いをやめたらラクな病気。でも入院すれば闘わざるを得ません。

痛みのコントロールは入院よりも在宅のほうがしやすいことを始めて知りました。

一見重苦しく感じる終末医療という言葉ですが、病気を受け入れて自然に老いていくことが命あるものの本来の生き方であり死に方なんですよね。

最後の死に様は、その人の生き様でもあり、お世話してきた家族が納得して死を迎えられるよう、患者だけでなく家族を支えることも大切にしておられ、五味先生のお人柄を感じました。

参加者からの質問に一つ一つ丁寧に答えてくださり皆を笑顔にしてくれるトークは、医師として医療を提供する以前に大切に思っておられることが伝わってきました。

もっともっと多くの人に聞いてもらいたい!

講演会の後は、五味先生との食事会。

在宅医療を支える訪問看護のナースにも参加してもらい、現場の想いを聞くことができました。

思わぬことでしたが、以前息子がお世話になった訪問看護のナースとの再会もありました。

志の高いナース達が言うのは、家に行くと病院では見えなかった患者さんのこれまでの生き方に触れることができるのが訪問看護の魅力。しんどいこともあるけど、病院ではできない患者さんに寄り添った医療を提供できる達成感があり、この仕事が好き。

息子も訪問看護を利用しているので、その大変さをわかっているだけに、天使に見えちゃいました。

在宅医療は医師とナースのタッグがなければできません。

でも市原市にはそれを担う医師は五味先生だけで、24時間体制をとる訪問看護ステーションも少ないのが現状。

こんな志の高い医師やナースをどうすれば増やしていけるのか。

市として取り組めることはないものか、頭の中でグルグルしながら帰宅しました。 

 


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H29年第1回議会が始まりました

2017年02月17日 | 日記

14日から議会が始まりました。

分厚い予算書を持ち帰って、資料を広げ格闘中です。

来年度の予算審査をするためには、今年度や昨年度の資料も必要になってくるので、机の上は資料だらけ。

写真を撮るのに、ちょっと整理しちゃいましたが、もっと乱雑でごちゃごちゃなんです・・・。

今日は議会に出された陳情書の検討会を開きました。

認定こども園に移行するために、H30年に閉園となる市立幼稚園の存続に関する陳情が多く出されています。

市民の思いと限りある財源を有効に生かそうとする行政の思いが、相反してしまうことが残念でなりません。

公共施設の使用料の値上げなど、十分な周知期間と丁寧な説明が必要です。

「広報いちはら」がその役割をもっと担ってほしい!

やっぱり紙面の充実と、新聞折り込みでなく全戸配布をしてほしいですね。

 


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大好きな通信のポスティング

2017年02月12日 | 日記

先週末から数日に分けて、地元の飯沼で市民ネットの通信をポスティング。

それにしても毎回すごい風!ポストにうまく入れられず飛ばされた通信を拾いに走ることも・・・。

たった1枚でもムダにはしたくありません。だって、あれだけ編集に時間をかけて出来上がった通信ですから。

すごい風でも庭先に出ている方もおられ、「へーっ、議員が自分で配っているの?」と驚かれました。やっぱり珍しいのでしょうか?

私はこのポスティングが大好きなんです。

1年に4回だけですが、こうして1軒1軒回っていると、新しい住宅ができたり逆に空き家になってしまったとか、庭がすごくきれいになったとか、空地の草が刈られたとか、排水溝の臭いなどいろんな事に気づきます。

道で遊んでいる子どもに「おばちゃん、前も来たでしょ」と言われてビックリすることも。いやー、子どもの記憶力はすごい!

顔なじみの方に会うと、しばしトークタイム。いろんな思いを聞くことができます。

今日で800部のポスティングを完了しました。

強風が吹く中、癒してくれるのはやっぱりお花。

青空が気持ち良い一日でした。


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議案の検討会

2017年02月09日 | 日記

来週14日から議会が始まります。

今日は議案の検討会を事務所で開きました。

 

現在工事中の防災庁舎の仕様変更、公共施設の使用料変更、放課後児童クラブの追加、28年度3月補正予算、来年度からの行政組織改正や職員定数改正など24議案。

主婦の目線、企業で鍛え上げられたシニア男子の目線、元市議の目線での検討で、いろんな意見が飛び交い白熱しました。

今議会はH29年度の予算審査もあるので、一カ月半の長丁場になります。

この季節は風邪やインフルエンザが流行るので息子の体調管理に気を使いますし、体調がよくても通所施設がクローズになった場合の対応を考えておかなければなりません。

息子よ、どうか無事に乗り切れますように!と願うばかりです。

 


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人口減少における女性の活躍

2017年02月07日 | 日記

京葉5市(市原市・千葉市・習志野市・船橋市・八千代市)の議員合同研修会がオークラ千葉ホテルで行われました。

テーマは「人口減少における女性の活躍」、講師は日本テレビ報道局解説員・宮島香澄さん。

1998年に日本テレビに入社し、二人の息子さんの産休・育休後に復帰されましたが、当時は同じ年代の子持ち女性の友人は皆仕事を辞めざるを得なかったそうです。

これまでの男女平等は権利の視点に立ったものだが、これからは日本の成長力や経済力の視点で女性の活躍が必要。

国際的には経済社会における女性の参画が進んでいる国ほど競争力、所得が上昇する傾向にあり、諸外国を対象とした調査によると、役員会の女性比率が高い企業ほど経営指数がよく株式市場での評価も高い。

男性は周囲を気にして口をつぐむことがあるが女性はハッキリ物を言うので、経営陣に女性がいると不正やコンプライアンス違反が起こりにくいのだそう。

日本女性は世界でもトップレベルの教育水準でありながら育休をとれば競争からはずされてしまうので、仕事をやれる女性は子どもを産まないという選択をせざるを得ない。

安倍首相は女性の活躍と言ってるが本当に心から願っているのか?と、ちょっと躊躇しながらの発言に頷く私。

そう言えば今朝の新聞に「『保育所落ちた。日本死ね』また今年も?」って記事があり、働きたいのに働けない、働かなきゃ食べていけないと、苦しむ声が。

しかし、「保育所を整えて就労につなげることだけでは本当の女性の活躍にはならない」と講師の宮島さん。

親の介護も育児も女性が担うのが暗黙の了解になってしまっているが、女性が子どもを産み社会で活躍するためには男性の家事育児参加を進め男女共に働き方の改革が必要です。

「子どもを産んで仕事に復帰できた私はラッキーでしたが、友人の医師は仕事を諦めてしまった」と、同じ女性として能力を発揮できない悔しさがこもった、熱い講演でした。


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空き家問題に潜む相続登記

2017年02月06日 | 日記

スケジュール表に記入していた「空き家シンポジウム」

道に迷いながら千葉市生涯学習センターにたどり着き、慌てて会場に入るとステージの横断幕を見てびっくり!

「相続登記未了問題解決のために」って???

受付でもらった資料が入っている封筒を見ると、千葉司法書士会って書いてある。

ありゃー、会場を間違えたか?と一瞬パニックでしたが、資料の副題「空き家問題と震災復興から考える」を見てちょっと落ち着きました。

でも、司法書士向けのもので話についていけるのか?という不安がよぎったのですが、非常に考えされることが多く空き家問題の深さを知りました。

唐突ですが、昨今外資による日本の森林買収が増えていることは、皆さんもご存じのことでしょう。

北海道では中国、英国バージン諸島(タックスヘイブンの地)、マレーシア、シンガポールなど13国の外国資本によって1,054haもの土地が買収されています。

そこで日本の国土保全という視点から、17道県が水源地域保全条例を作り水源地域の土地売買の事前届出を義務化したところ、北海道で土地所有者の4割以上が不明であることが判明したのです。

その理由は、

①    所有者が亡くなったが後継ぎがいない。

②    林業の低迷で森林(土地)の資産価値が下がったため相続者が登記をしない、もしくは相続放棄。

③    土地所有者が所有している土地の自治体以外(外国も含めて)に居住していると、生存しているか否かもわからない。(死亡届が出されても所有している土地がある自治体には連絡されない)

日本の土地制度では所有権が強く売買の規制が緩いため、土地の所有や利用に関する情報を行政が正確に把握することが制度的に困難なのです。

これがそっくり空き家の問題にも通じるわけです。

A市では2011年の市内土地家屋所有者の死亡者数468人のうち2012年12月末までに相続登記がされたのは6件。2010年は同死亡者数409人のうち2012年12月末までに相続登記がされたのは8件という実例に驚きました。

時が経ち所有者の子どもが亡くなれば法定相続人は増え続けるのですから、自治体が把握するのは困難になるわけです。

相続登記が行われず土地の所有者がわからないことで、震災の復興が妨げられているという事実もあります。

千葉司法書士会のアンケート調査によると557自治体(63%)に土地の所有者不明があり、固定資産税の徴収が困難、老朽化した空き家の危険家屋化、道路開通や災害復興に支障をきたすなどの問題が生じているとのこと。

相続登記は個人の問題だけにはとどまらないのです。

空き家問題については1週間前の研修会でも学んだばかりですが、いろんな視点で考えれば考えるほどますます奥深いものだと感じました。


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いちはらっこの子育ち支援会議

2017年02月01日 | 日記

できたてホヤホヤの市民ネット通信をもって、配布してくださるボランティアさんにお届けにあがりました。

「お疲れさま~」「議会はいつから?」「頑張ってね」と、笑顔で迎えてくださり元気をいただく。

30軒以上回ったでしょうか。

ふと見上げると青空に映える梅花。

しばし見入ってしまいました。

午後からは「いちはらっこの子育ち支援会議」を傍聴。

議題は、4月に新規開設する保育施設、市立認定こども園の優先利用、次世代育成行動計画と子ども子育て支援事業の実績および評価、新次世代育成行動計画の素案。

保育、教育、療育、子育て応援など、様々な立場で子どもの育ちを支援する委員から、予定時間をオーバーするほど質問や意見が活発に飛び交いました。

委員の質問に、そうそう私もそこが知りたい!と頷くことも。

今回は来年度の予算に関わる議題であったため資料を持ち帰ることはできませんでしたが、返却という条件付きでも傍聴者に資料が配られるようになったことは嬉しい限り。

でも、傍聴者は私一人だけ・・・。

市原市のホームページで会議の開催予定を検索すれば、傍聴できる会議が載っています。

傍聴者が増えることで委員や職員の意識も高まります。

是非検索して傍聴にいらして下さい! 


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