今月から始まった「市長と町会長とで語ろう未来創生ミーティング」。
毎年12地区で行われています。
今年は各地区ごとに取り上げるテーマを決めるスタイルなので、その地区の課題が浮き彫りになります。
先日の姉崎地区では、町会活動の担い手不足の深刻化、町会加入者の減少、町会活動の資金の課題、空き家対策など、市内全域にも共通する課題が取り上げられました。
全ての質問に市長が答える形で進められ、「行政の一部を担ってもらっているのが町会。町会の活動に対しても、委託費を払うのと同じように資金支援をすべきだと考えているので、検討する」とのことでした。
また町会長からは「災害時にLINEを活用して市とタイムリーな情報をやり取りできるよう、専用のスマホを提供してほしい」との提案もあり、様々な視点での質問や提案は参考になりました。
そして今日は市原地区。
この地区にある菊間小学校は学区外就学がとても多く、昨年から取組みが始まったコミュニティスクールにも大きな影を落としている状況が伺えました。
今年の新入学生の対象者は72名ほどいたそうですが、実際に菊間小学校に入学したのは17名という驚きの数字!8割もの子どもたちが様々な理由で学区外の学校に通学しているのです。
この学区外就学の問題については、6年前の議会で小沢さんが鋭く指摘をしましたが、何も変わっていないどころか、悪化してしまっているように感じました。
複数の学校に通学する子どもたちが存在する地域で、真っ先にコミュニティスクールが導入されましたが、その前に緩い学区外就学制度の見直しが必要ではないでしょうか。
地域の力を借りて共に学校運営していきましょうと言われて、困り果てている町会長さんの苦悩の叫びが伝わってきました。
市原地区が開催された市原支所の向かいでは、令和8年3月完成予定の複合施設の土木工事が始まっていました。