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薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

最終回の財政勉強会

2016年11月03日 | 日記

シリーズで行った「財政勉強会」の最終回。

5回の開催で、市原市の財政状況の問題点を知ることができました。

市税の9割を占める個人・法人の市町村民税と固定資産税が全国でまれなほど大きく落ち込んでいるのに、財政調整基金は増えている。

これは27年度の決算審査で、すごく疑問だったのです。

だって、稼ぎがドーンと減ったのに預貯金が増えているって、家計では考えられませんよね。

老朽化している公共設備の補修や建て替えのためには必要なのかと思っていたのですが、それならば目的に見合った基金にしていくべきで、何でも使える財政調整基金を増やす必要はないのです。

「計画性がない。市税が落ち込んでいるからこそ、しっかりした施策が必要」と大和田先生のお言葉。

続いて「補正予算の金額も大きんじゃない?」って聞かれ、ドキッ。

先の9月議会では、五井駅とサンプラザをつなぐペデストリアンデッキの改修費1億6千万円が補正予算にあがりました。

災害で壊れたわけでもないのに、こんなに高額なものがなぜ補正予算で組まれるのかを聞いたところ、今まで点検をしてこなかったことが判明したのです。あり得ない・・・。

突発的なものは別として、補正予算の金額の大きさは計画性のなさというものなのでしょう。

辛口のコメントで市原市の財政を語る大和田先生でしたが、市原市に興味をもっていただいたようです。

現在策定中の新総合計画にも興味深々の大和田先生(写真中央)。

まだまだ知りたいことがたくさんあります。

名残惜しい最終回でした。