渇いた太陽 福岡公演観てきました。
席も思ってたよりずっと良くて前から5列目左寄り。
トムJr.は左側に立って相手と対峙することが多かったように思います(たぶん)。
だからその時の表情が見られなかったのが唯一残念でしたが
いえ後ろ姿だけでもじゅうぶん素敵でした。
気になっていた『悪役』ですが。
悪いやつではあるけれど気持ちは伝わるというか理解できそうかな。
相変わらずこういう「ジャイアン」ぶりが嵌り役な川久保くんで
まあ綺麗で口が達者ななジャイアンでしたが
冷酷で横暴なだけでなく妹想いの優しい一面もあり
チャンスが妹につきまとうのをパッと庇う姿が
紳士的で素敵で思わずときめく(笑)。
トムJr.は妹を利用しようというのは父と違って全く無くて
ただ純粋に妹が可愛い(だと思う)。
妹の為には鬼にも悪魔にもなるという思い込みの強さと
大義名分があるならどこまでもといった手段は選ばない姿勢は
風魔の飛鳥武蔵も思い出させます。
あと個人的に胸が熱くなったのは
俊籐さんと並ぶ川久保くん☆
共演はネクサス以来ですよね?!
孤門と溝呂木ですよ。考えただけでも体温上がります(笑)。
あの時は敵同士だったのに。
今回はなんとなく一派という感じ。
というか妹さんのフィアンセ・・になるのかな。
会話するシーンもあるしエンディングのご挨拶では隣にいらして
(全員そうなんだけど)仲良く手繋ぎされてます。まあびっくり。
映画のあらすじや感想をさがして前情報を仕入れていて
だから本音はちょっとだけ観るのが怖かった。
だけどこの舞台は激しいシーンも全く無いわけではないけど
作品として見た印象では下品にならないさじ加減が絶妙な
作られた方々の人間性が出ているような「格」みたいなものを感じました。
衣装も音楽も綺麗。
音楽がはっきりと思いだせなくて情けないのですが
冒頭にかかる曲がしっとりとしていて
すぐ作品の世界に入っていけるようでそれはそれは素敵でした。
たぶんニューシネマパラダイスかワンスアポンアタイムか何か。
映画もそんなに詳しくないけど以前にモリコーネ作品をフルートで
演奏してるCDを持っていてたしかその中にあった曲と思うので。
映画は一部分ネットで見たのですがその時は
ブルースかブロードウェイっぽい曲だったから
曲が違うとずいぶん違う印象になるんだなと思いました。