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一日も早い回復をお祈りいたします

少将滋幹の母

2008-12-23 22:51:08 | 本・雑誌
中公文庫 少将滋幹の母 谷崎潤一郎 

言わずと知れた「母恋ひの記」の原作です。
これは もう何度も読みました。
読んだあとに 何度も読み返したので
いくつかのページ 読み癖がついていて
自然に開くくらいです。
敦忠さまの和歌のあたりとか。

もとは 毎日新聞の新聞連載小説として
書かれたものらしく 全部出来上がってから
新聞には 載せられたそうで
谷崎潤一郎自身 出来栄えには 相当自信があったのだそう。
一種の王朝絵巻として見せたかったそうで
挿絵にもこだわり 小倉遊亀(ゆき)氏に依頼したそうです。
(中公文庫のこの少将滋幹~も 小倉遊亀の挿絵になってます)

そして 平安の多くの古典を種本にしていて
 
その一からその七までが 前半で
今昔物語、平中物語、源氏物語、大和物語、
十訓抄、大鏡、古今集、後撰集
などの種本をもとに 書かれていて

その八からその十一までの後半を
作者の架空の種本をもとに 不浄観や
滋幹の母恋いの心情を描きだしている。
と書かれています。

私は 谷崎潤一郎作品ビギナーでしたから
(色んなことに慣れていなくて)
この少将滋幹の母を読んだとき
はじめから いきなり出てくる平中の暴走に まず驚き、
女性に見境無いだけでなく 気持ちが届かないのを悔しがり
オマルまで盗む○態ぶり・・に どんよりして。
途中 美しい平安和歌にうっとりしたかと思えば
今度は おどろおどろしい不浄観に
「これは いったい何なの??」
って ドン引きしたりして。
「わー、この本 薄いのに盛りだくさんなのねー。」
と思ったのが 最初の感想。

でも 母恋ひの記の情報が 少しずつ入ってくるようになると
川久保くんの役は なんとなく藤原敦忠かな?
とか 思うようになり
そうすると 眉目秀麗、管弦の道にも秀でていて・・
なんて書かれているので 嬉しくなって
本に載ってる和歌にも 興味が わいてきました。
ちゃんと「今昔物語にも書かれているように・・」
と 本の名を出されて書いてあるので
じゃあ そっちも読んでみようかな~
って気持ちにも なりました。
和歌も もちろん正確に 訳まで載せてるものもあるから
そういう面でも 面白かったし勉強に なりました。

なので 私にとっては 平安文学入門書みたいな感じです。

ドラマでは 原作と違う場面も多いのですが
違うなーと思って 読み直すと
意外と同じだったり。

敦忠の右近に対する態度が ドラマで酷いでしょう。
「人柄穏やかにして」の敦忠が ドラマでは悪役のように
策士になってる、どうして? と思ったのだけど、
原作の方でも 右近に対しては(他の女性には優しいのに)
結構キツイんですよねー、敦忠。
手紙を催促されて(手紙は「来ず」の意味で)キジ送ったり。
失礼でしょう(笑)、敦忠。
女性を あんまり怒らせたらいけないです(笑)。
それで ブチキレた右近が 送ったお返事の和歌が
やたら素晴らしく(悔しかったから 頑張った?)
百人一首でも 最初の方に載せられているんですよね。
藤原定家も「うーん これは いい。」
って思ったんでしょう。
百人秀歌では 右近と敦忠が並んで載ってるので
2人のやりとりの歌 として知られていて
恋人で有名なのかと 思えば
実は それぞれ 別にもいたそうなんだけど。
そういう 少し行き違いのある関係性が
ドラマでも よく出てましたよね。
滋幹は 右近と結婚はしてないですけどね、本当は。

携帯は楽ですね

2008-12-23 20:12:13 | 日常
パソコンにのった時
とんでもない改行だったりするから
(以前の場合)
携帯から更新って ちょっと苦手だったんだけど
気にしなかったら 携帯からが 楽ですね。

写真とか 絵文字とか
もう気にしなくていいかもしれない。
続けるのも いろいろ大変になってきたし
そうじゃなくても いつか休むかもしれないし。
長い文章書くからパソコン・・と思っても
パソコンの方が うっかり消したりするし。

まあ 本筋外れなければ いいかな。
何言ってるのか 分からなくなってきましたが・・。

明日 クリスマスイブですね。
えーと 私はケーキが楽しみです・・(苦笑)。
欲を出したら きりがないので
ケーキがOKだったら まあ いいかな。
(いいかな、いいかなって そればっかり★)
出来れば 何か「良いもの」があったら
もっといいかな~(遠い目)。

それとクリスマスカード 用意していたのに
今年は 書くの 間に合いませんでした。
ごめん、去年出した人。
今年無いです・・★ 忙しかったんです。
(年賀状は ぎりぎり書きました。良かった、間に合って。)

あれは いつ届くのが一番いいのでしょう。
それともプレゼントにつけるもので
郵便で送るものじゃないの?
いや、やっぱり送るものですよね?!
どうなんでしょう。

谷崎潤一郎文学案内

2008-12-23 15:39:56 | 本・雑誌
原作「少将滋幹の母」か この本か
次は どちらだったか忘れましたが。

中公文庫 谷崎潤一郎文学案内 千葉俊二編

最初に谷崎潤一郎の人そのものについての記述。
それから 名作ダイジェスト17作品と
浅田次郎、原研哉、川上弘美、渡辺たをり
・・と自分にとっての谷崎文学を書かれているものが
交互に載ってます。
あと 推薦文が 
三島由紀夫、小林秀雄、ドナルドキーン、
中上健次、川端康成・・と
名前も凄いです。お得感たっぷりです。
新潮文庫のに比べると あっさりしてますが
ダイジェストも作品数多いし
落ち着いて読めてよかったです。
そして 普通の文章なので 分かりやすい。
(「鍵」とか 原作はカタカナ多いので目が疲れます)
(でも分かると内容が過激でびっくりです。)
言っては何ですが 立派な変○です。
もう、文豪 エロい(笑)。
(笑うと言うより呆れます、おじいちゃま~★)
当時 センセーショナルだったんでしょうね。

文豪ナビ谷崎潤一郎

2008-12-23 15:20:25 | 本・雑誌
ドラマ「母恋ひの記」対策本?だと
これが 最初だったかな~と思います。
内容 少々過激でしたが★

新潮文庫 文豪ナビ 谷崎潤一郎 新潮文庫編

はじまりから ちょっとエロな感じなので
怯みますが、そのほうが 食いつきいいから?
「こんなとき読みたい谷崎1、2、3」
「そんなあなたに読んでほしい」
・・のところは カラーページ。
綺麗で どことなく怪しい写真。

超早わかり!谷崎作品ナビ
10分で読む要約谷崎潤一郎
声に出して読みたい谷崎潤一郎
私、谷崎のファンです
評伝 谷崎潤一郎

タイトルが 最近よく聞く感じで
さすが 新潮・・って思います。

色もなく字が小さく昔のかなづかいだったら
読む気なくす ところなんだけど
「実は 内容こんなよ・・(小声)」
みたいな感じで 紹介しているような。
実際 エロイので どうどうと読むのは
ちょっと恥ずかしくなりは しますが・・。

でも この本で なんとなく
人となりも 分かったような気がします。
女性のタイプも かなりはっきりしてますね★
って 思いました。

かえし

2008-12-23 11:02:33 | 日常
最近 知人の不幸が続いて
まだ 若いのに と思うと
その人の周りの方のこと考えると 辛くなってきます。

今日 この間のお式の香典返しが届きました。
お茶か何かかな と思ったら
綺麗な桜のふろしき。
香典返しなのに 心が和みました。

故人のお人柄が 偲ばれるようで
また しんみりしてしまいました。

それに比べて
年末なのに 色んなこと 終わらないまま
過ごしてる自分 しょうがないな、
仕方ないなと 思って 今 ちょっと片付け中。

山ほど買って読んだ本。
整理して 残すのとブックオ○行き~と分けているんですが
せっかく読んだので 本と作者と出版社
ここに書いてから どうするか決めようと思いました。

テーマごとに。
例えば「母恋ひの記」対策の本(笑)。
(自分にしては 頑張りました、今思えば。)

年末ですね。
舞台(リチャード)も気になりますが
私は 1月観劇組なので まだ考えないようにして
自分のことを終わらせようと思います。

ああ なんか書くことも 暗い・・(苦笑)。
朝 ゆっくり起きて TVつけたら
いきなり「お友達」が・・★
(ごめん 速攻消しました★)
まだ どこか納得いかないんですよねー。
うーん 難しい。

すみません、↑のことはグータンのこと。
出られた時 彼氏が・・って 名前出されているわけじゃないけど
すごい酷いこと言われてたんです。
それが嫌だったなって。
だから あれ 拓さんじゃなかったら全然勘違いなので。
そのことが引っかかってるけど 分からないから。
見なかったら 思うこともなかったと思います。