BE~Beautiful Energy~

自分が自分である(BE)ために。BE~Beautiful Energy~を貴方に。

中国は賄賂の国?

2012-01-11 | リーダーシップ・マネジメント
年末からずっとブログを更新できていなかった。

それは、年末からずっと風邪とお友達だった、から。

胃腸炎が終わったら喉。

せっかくインフルエンザの予防接種した甲斐もむなしく、久しぶりに熱以外の風邪ウイルスと仲良しになってしまった。

だいぶ落ち着いてきたので、今日は、いつもより早起きして、朝、7:30から異業種勉強会に参加。

テーマは、「弁護士から見た中国ビジネスの落とし穴 ~商業贈賄編~」

中国法務ビジネスに詳しいアクトチャイナ株式会社 代表取締役 伊藤ひなたさん から「中国ビジネスにおける商業賄賂の落とし穴」についてお話を聞いた。

『最近では中国でも、贈収賄罪は非常に厳しく処罰されている』

というのは、何となく予想範囲内だったが、一番驚いたのが、

『公務員に対する贈賄の最高刑は無期懲役、公務員による収賄の最高刑は死刑』

ということ。

それだけ厳しく処罰する、ということは、それだけ公務員は力を持っている、ということでもある。

伊藤さんの話では、

「中国だけ特別なやり方というのはなく、先進国同様、財務諸表に記載できない不透明な支払いをなくす、明らかに相手が異常な経済的恩恵を受けるような行為は止める、などの対応が必要」

とのことだった。

コンプライアンスの問題は、頭でわかっていても、「つい」目先の利益を優先してしまうとすぐに違反してしまう。

アジアのような急激な成長マーケットで、どうやって自律した大人の組織作りをするのか、改めてその難しさを感じた。

中国ビジネスと法律、これからもまだまだニーズは拡大しそうで面白い分野。







人事は戦略の演出家?

2011-12-08 | リーダーシップ・マネジメント
昨日、「人事は戦略の演出家」と書いた。

おそらく、普通、会社や組織で働いている人にとって、「人事=バックオフィス」というイメージが強く、人事がどのような仕事をしているか、知らないことが多い。

(かくいう私も、前職で自分がクライアント相手に前線で仕事をしていた時には、自社の人事の仕事を十分理解していなかった、、、)

しかし、こと『戦略人事』という役割を考えると、この演出家という役割が結構大きいことに改めて気づかされる。

決して自分は舞台に立たず、登場人物(ビジネスリーダーや社員)が、会社・組織という舞台で一番輝くように仕掛けていく。


....話は全く反れるが、「演出家」という言葉について、ふと思い出した記憶があった。

小さな頃、どうしても「演出家」という仕事のイメージが湧かなかった。

当時、母に、「”出演”なら意味は分かる、けど、”演出”って、、、文字逆さま?漢字間違えてる?監督とは何が違うの?」と質問したことを今でもはっきりと覚えている。

大人になって、少しずつその仕事の概要を理解できるようになると、その影響力の大きさに驚かされた。

(演出家の皆さん、世間知らずでごめんなさい)

小さな頃は、自分がそんな役割も担う仕事に就くことになろうとは夢にも思っていなかったけれど、日々、仕事の面白さと醍醐味を感じる日々に感謝。








人も組織も十人十色

2011-12-07 | リーダーシップ・マネジメント
今日は、半年間続いた『戦略人事研究会マスターコース』最終報告会。

最終報告会は、「戦略人事的観点から見た自社の問題解決」をそれぞれが発表。

参加者の皆さんの発表を聞いて、一番感じたのは、「人も組織も本当に様々なんだなあ」ということ。

学生の就職ランキングで常に上位に入る知名度が高い会社でも、(ちなみにGEは残念ながら日本の大学生の間では知名度が低くいつもランク外)、世界唯一無二のブランド力がある会社でも、創業者が健在のオーナー会社でも、それぞれ抱えている問題の背景は違うし、目指すゴールも違う。

聞いていて、各社のストーリーが全く違ってとても面白かった。

「戦略人事」には、正解がない。

正解がないからこそ、その会社のDNA(存在価値)と、将来の姿(ビジョン)を深く深く考えて、人事戦略を考えることがとても重要、だと確信した。

その戦略は、戦略と呼べるほど大きなものでなくても、それを実現する人(社員)の中に浸透して持続して発展できるものであれば、いい。

そこでの人事の役割は、まさに演出家。

登場するビジネスリーダーや社員の人達が、最高の舞台で最高の結果を出せるように、色々なところに色々な仕掛けをしておく。

気づかれないぐらい小さなことも多いが、それもまた隠れた楽しみの一つ。


私はしばらくはこのBusiness Partner HR という仕事を追求することになりそう。






グローバルリーダーとしてのマザーテレサから学ぶこと

2011-11-12 | リーダーシップ・マネジメント
主体性を引き出す人材育成コンサルティング会社「HRインスティテュート」が、Qに1回ほど実施している、事業を越えた社会活動ソーシャルパワーセッションに参加。

今回のテーマは、『グローバルリーダーとしてのマザーテレサから学ぶ』

たしかに、先日、野田智義さんの講演でも「究極のリーダーシップは、マザーテレサやガンジーのようにたった一人から始まる『個』のリーダーシップである」と言っていた。

最近では、「Mother Teresa CEO」という本まで出ているほど。


マザーテレサ、という人は本当に不思議で偉大な愛とエネルギーを持っている人だ、と思う。

カトリックの敬虔な教えが基礎にあるとはいえ、彼女は宗教を越え、世界中の人達に平等に愛を与えることに、一生を捧げた。

なぜ、この小さくて、お金も地位も権力も何もなかった人が、たった一人でここまでの偉業を成し遂げることができるのだろう?

なぜ、たった一人の勇気と信念と行動が、世界中の人達の心を動かせるのだろう?

なぜ、彼女は自分の使命(Poorest of the poorの人達に愛を与えること)に、なんのためらいも不安もなく、一秒でさえ惜しみなく自分のエネルギーを注ぐことができたのだろう?

なぜ、どんな困難に遭遇しても「必ず解決できる」と信じ、常にユーモアと機知を忘れずに生きることができたのだろう?


マザーテレサについて、参加者と議論を進める中で、

「無限・無償の愛」「使命」「信念」「ぶれない自己」

そんなキーワードが、湧き上がってきた。


私は、『全ての人がキャリア&リーダーシップを通じて自己成長できる世界』の実現を目指して、少しずつでもできることからやっていきたい。


【Mother Teresa CEO - 8 Principles for Practical Leadership -】

Principle 1) Dream it simple, say it strong

Principle 2) To get to the angels, deal with the devils

Principle 3) Wait! Then pick your moment

Principle 4) Embrace the power of doubt

Principle 5) Discover the joy of discipline

Principle 6) Communicate in a language people understand

Principle 7) Pay attention to the janitor

Principle 8) Use the power of silence


Mother Teresa, CEO: Unexpected Principles for Practical Leadership (BK Business)
クリエーター情報なし
Berrett-Koehler Pub

Change Agent:大きな変革も小さな一歩から

2011-11-10 | リーダーシップ・マネジメント
多くの会社で "Change Agent" となりうる人材を求める声は高い。

"Change Agent" とは、日本語に訳したら「変革推進者」。

何だかとてもすごいことをする人のように思える。

もちろん、世の中には新しい環境に外部から来て、いきなり大きな変革を掲げて実行することができる稀有なリーダーも存在する。(例えば、日産をV字回復させたゴーン氏とか)

しかし、私達が普段生活している日常でも、一人ひとりが小さな変化を起こすことはできる。

例えば、最近、社外のHR関係者と話すと必ず出てくる話題の一つ、
「社内のコミュニケーションを英語化にすること」。

これもトップダウンで命令して一気に全ての会話を英語に変えることもできるが、それよりも効果的なのは、

リーダー自らが自分の部下へのメールを英語にしてみたり、

日本語が話せないビジネス関係者との会議に意図的に社員を参加させたり、、

自分が行く海外出張を敢えて自分の代理で部下に行かせてみたり、、、

そんな日常の生活を少しずつ英語に変えていくと気づいたら社員は英語のコミュニケーションに抵抗がなくなっていくに違いない(と、私は信じている)。


人間は、いきなりの大きな変化には拒否反応を示してしまうけれど、少しずつの変化には適応していく力を持っている。

そう、まさに「ゆで蛙」作戦。

大きな変革も小さな一歩から。

そう信じて毎日一つずつ、何かを変えていけたら、きっと未来に希望が持てる。