ＫＤＤＩは最大手の携帯電話会社を追撃して最大手になると言う意識を持ってくれないと・・・

　２０１８年２月１３日、ＫＤＤＩは２０１２年１０月１７日、ａｕ ２０１２年度冬モデルの新商品発表会を開催、全機種４Ｇ ＬＴＥ対応のＡｎｄｒｏｉｄスマートフォン１０機種や新サービスの発表などを行ったのだ。発表会に登壇した当時のＫＤＤＩ 代表取締役社長の田中孝司氏は、２０１２年９月２１日に発売したｉＰｈｏｎｅ ５について言及、「（販売は）本当に好調。ちょうど１年前に発売した『ｉＰｈｏｎｅ ４Ｓ』の時は、どういったかたちで売っていくのか手さぐりで進めていたが、『ｉＰｈｏｎｅ ５』については、社員全員の想いが結集して、非常にいい結果が出たと思っている」としたのだ。また、「誰とは言わないが、最近騒がしい人に比べて、足元の数字をみると初戦は勝ったな、と思っている」と、ソフトバンク孫社長を意識した発言したのだ。さらに「純増という意味ではソフトバンクさんが１位だが、３社の競争比較という意味では、ＭＮＰが我々の事業環境、競争環境を促す数字だと理解している。そのＭＮＰで１２ヵ月連続１位というのは本当にうれしい。これを支えてくれたお客様に対しては心から御礼申し上げたい」と述べているが、ソフトバンクよりも天下りの可能性のある最大手の携帯電話会社に意識した方が良いのではないのだろうか。公正な市場を守るためには主に最大手の携帯電話会社を意識したものにしなければならないであろう。ＫＤＤＩは最大手の携帯電話会社を追撃して最大手になると言う意識を持ってくれないと、日本の携帯市場は良くならないであろう・・・（井森隆）