東京リサーチ日記

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日本は財政の問題の事もあり、今後はどうなるのか注目される・・・

2017-06-22 00:00:00 | 情報・日記
 2017年6月22日、大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは2012年9月6日、韓国の国債格付けを「A+(シングルAプラス)」から「AA-(ダブルAマイナス)」へと1段階引き上げ、「A+」の日本を上回った。韓国の格付けが日本を抜くのは初めてである。世界の3大経済大国である日本は、1990年代後半まで信用格付けが最高評価の「AAA(トリプルA)」だったが、長期不況により、格付けがA+まで4段階低下した。これに対し、韓国はアジア通貨危機直後の格付けが「投機的」(ダブルB以下)と分類される「B-(シングルBマイナス)」まで引き下げられたが、14年8カ月かけ、格付けを12段階上げたのである。フィッチは格上げの理由について、韓国は欧州財政危機などの不安な対外環境の中でも安定的な経済成長を達成しているほか、政府財政の健全性も高い点を挙げた。フィッチは「健全財政の基調が維持され、政府債務が減少すれば、今後さらに格上げを上方修正することが可能で、高齢化による財政負担も避けられる」と指摘したのだ。韓国はかつての20年前の日本のようになってきているのである。日本は財政の問題の事もあり、今後はどうなるのか注目される・・・(井森隆)