東京リサーチ日記

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モバイルWiMAX・・・

2013-05-21 00:00:00 | 情報・日記
 2013年5月21日、モバイルWiMAXによる高速通信サービスを運営するUQコミュニケーションズは2011年11月21日、事業戦略説明会を開催した。他社のような派手さはないが、モバイルWiMAXの特性をより生かすべく、技術の改善やエリア対策に重点的に取り組むことによって、ユーザーを獲得する考えのようである。UQコミュニケーションズが新たに発表した施策はいくつかあるが、まずは端末と料金から見ると、新しい端末として投入されたのは2つで、共に性格が大きく異なる。1つは、シャープ製のタブレット型デバイス「GALAPAGOS EB-A71GJ-B」。これは、イー・モバイル向けに提供されている、7インチサイズのタブレット型デバイスと同型のものに、UQ WiMAXが利用できるモジュールを内蔵したもの。一部ソフトに違いがあるものの、基本的に大きな違いはないのだ。この端末は、先にシャープ側から発表されていたものだ。一部で撤退が噂された“GALAPAGOS”事業を継続強化することを強調すると共に、事業強化の一環として投入されたものといえる。WiMAXの搭載により、単体でのデータ通信利用が可能になったほか、テザリング機能を用いてモバイルWi-Fiルーターとしても活用できるようだ。UQコミュニケーションズ側も、この端末の投入に合わせて、専用の割引サービス「まとめてプラン」を用意している。これは、同社の料金プラン「UQ Flat 年間パスポート」と同時に適用することで、本来4万4800円である端末料金を、2年間の契約を前提として購入しやすくするもの。登録月から2年間の通信料は5500円となるが、本体は4800円で購入できるのだ。まとめてプランは、いわゆる“2年縛り”の料金制であり、かつてUQコミュニケーションズが否定的な見解を示していた仕組みでもある。あえてこの仕組みを採用することについて、同社の代表取締役社長である野坂章雄氏は、「利用者の傾向が変化してきており、『2年縛りありでもいいから安く提供してほしい』というユーザーも増えてきていることから、選択肢を広げることにした」と話しているが、現在の市場はどうなったのか・・・(佐々木和夫)