東京リサーチ日記

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中国は金正日(キム・ジョンイル)総書記死去当日に知っていた・・・

2013-05-18 00:00:00 | 情報・日記
 2013年5月18日、中国指導部が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去当日の2011年12月17日に劉洪才駐北朝鮮中国大使の報告を通じ金総書記の状況を把握していたと北京の消息筋が2011年12月20日に明らかにした。北朝鮮は2011年12月19日正午に金総書記の死去を公式発表したのである。すなわち、中国は死去当日に知っていたことになる。劉大使は朝鮮労働党の中国パートナーの共産党対外連絡部副部長出身だ。中国政府はまた、発表1日前の2011年12月18日に中朝外交チャンネルを通じて、北朝鮮から金総書記死去の事実を公式に伝えられていたとこの消息筋は伝えた。北朝鮮の朝鮮中央通信は金総書記の死因究明糾明のために2011年12月18日に解剖検査をしたと報道しており、北朝鮮当局が金総書記の死因を確定した後にこれを中国側に通知した可能性があるとみられる。中国外交部が北朝鮮の死去発表当日に哀悼論評を出し、中国共産党中央委員会など4機関が哀悼の電報を北朝鮮に送り金正恩(キム・ジョンウン)支持を表明したのはこうした状況と関連するという分析である。中国の別の消息筋はこれと関連して、哀悼電報に「金正恩同志の指導の下に」という表現が入れられたのは北朝鮮の要求に従ったものだと明らかにした。この消息筋は、「中国指導部は当初、“金正恩”の代わりに“朝鮮労働党中央委員会”と表現する計画だったが、電報の文言と関連した中朝実務接触の過程で北朝鮮が金正恩の名前を盛り込むことを強く要請した」と話した。これは中朝両国が金正恩後継体制と関連して緊密に協力していることを表わすものという分析である。金総書記死去から1年以上経つが現在の北朝鮮情勢はどうなったのか・・・(佐々木和夫)