東京リサーチ日記

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民族主義を支持するサッカーファン暴徒化・・・

2011-01-02 00:00:00 | 情報・日記
 2011年1月2日、モスクワ中心部クレムリン前のマネージ広場でロシア民族主義を支持するサッカーファンの若者ら数千人が暴徒化した事件で、治安当局は2010年12月11日夜までに少なくとも65人を拘束し、広場の群衆を退去させた。ただ、暴徒の一部はモスクワ地下鉄になだれ込んで暴力的行動を続けており、治安当局が厳戒態勢をとっているようだ。問題の若者らは、モスクワ北部で2010年12月6日未明、サッカーファンの1人がカフカス地方出身者グループとの衝突で死亡した事件の捜査に抗議し、クレムリン近くで無許可集会を行おうとした。国営テレビは群衆が一時数万人に膨れたと伝えており、数千人が暴徒化して治安部隊と衝突したようだ。モスクワでは最近、ロシア民族主義が高揚しており、少数民族や外国人が襲撃される事件が頻発しているようである。ロシアでは、2014年には冬季五輪、2018年にはサッカーW杯を開催する予定である。このままでは大丈夫なのか・・・(佐々木和夫)