中国に負ける 一橋大の米倉氏――「若手技術者よ、Twitterをしている場合ではない」

2010-12-12 21:27:18 | 経済
まもなく中国にGDPの額を追い越されるという事実。政治、外交、そして経済、どの面をとってもピリっとしない日本の現状と相まって、どうにもやりきれない気分にさせる。しかし、米倉誠一郎 一橋大学イノベーション研究センター長は「問題は、1人当たりのGDP。14億人の人口を抱える中国はようやく1人当たりのGDPが日本の12分の1程度になったというだけ」と語る。

米倉氏 1人当たりのGDPのランキングにおいて、日本は1993年から1996年にかけて、そして2000年に世界第3位になった(為替レートベース)。1位、2位はルクセンブルク、スイスといった人口が日本よりはるかに少ない国が占めている。人口1億人以上の国がこうした国に次いで3位になるということは珍しい。しかし、最近のランキングにおいては、日本は2005年に15位、2010年では23位になるだろうと予測されるなど、低迷を続けている。米倉氏は次のように話す。
 「皆さんは日本の経済力について、こんなふうに考えていませんでしたか?  日本企業は国内で激烈な競争にさらされ、さらに世界一厳しい消費者の選別に遭う。だから世界でも強い競争力を持っているのだと。しかし、例えば携帯端末の市場では日本企業は全部合わせても、世界で3%前後のシェアしかない。株価は低迷し、配当を増やしても改善しない。それはなぜでしょう。成長戦略が見えない企業に投資する人はどこにもいないということなのです」
 米倉氏は2007年ごろの話を例に挙げて、さらに説明を続ける。
 「実感はないけれど、企業の利益率が高まり、景気はいざなぎ景気を超えたと報じられました。どうしてか。コストをカットし、付加価値を下げて利益を確保していたからです。見かけは効率経営のように見えた」
 コストを切り詰め、利益の確保に専念するあまり、企業は成長のための投資をしてこなかった。そのつけが今回ってきている。その間に世界は大きく変わりつつある。中国、インドを中心としたアジア市場の急速な成長だ。当然日本企業もアジア市場に向かって舵を切った。しかし、今の日本企業に戦う力はあるのだろうか。(一橋大の米倉氏――「若手技術者よ、Twitterをしている場合ではない」 (1/4) - ITmedia エグゼクティブ)

誰がヤッタンダ茨城県議選:事務所に保冷車突っ込み1人死亡 殺人で捜査

2010-12-12 20:50:28 | 日記
12日午前10時35分ごろ、茨城県石岡市若松1で、同県議選・石岡市区(定数2)に無所属で立候補している元自民県議、戸井田和之氏(46)の選挙事務所に保冷車(4トン)が突っ込み、制止しようとした戸井田候補のおじの会社員、戸井田利雄さん(63)=同市大砂=をはねて逃走した。利雄さんは搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。県警は殺人事件として石岡署に捜査本部を設置し、犯人の行方を捜している。
 捜査本部や目撃者によると、保冷車は事務所北西から後進でフェンスを突き抜け、事務所の壁に2度衝突。逃げる途中でサイドミラーにしがみついた利雄さんを振り落とした後にはね、さらに別の乗用車と衝突して逃走した。
 周辺を捜索中の警察官が現場から800メートル北側の住宅街の路上に乗り捨てられている保冷車を発見したが、運転手はいなかった。運転手はやせ形の男で、グレーのフード付きスエットを着ていた。保冷車は11~12日未明に石岡市内の運送会社敷地内から盗まれたものだった。
 戸井田氏は12日夕、事務所前で会見。11日深夜から12日未明にかけて事務所前に止めてあった選挙カーなど車両5台がパンクさせられるなどの嫌がらせがあったことを明かした。戸井田氏は「悔しくて仕方ない。おじさんが何をやったんだ」と涙を浮かべた。
 12日は県議選の投開票日で、事務所には十数人の関係者がいた。同選挙区には戸井田氏のほか、自民現職2人が立候補。当初は現職2人が無投票当選とみられていたが、戸井田氏が告示2週間前の11月下旬に出馬の意向を示し、選挙戦となった。戸井田氏は02年県議選で初当選。自民公認で再選を目指した前回(06年)県議選では660票差で敗れた。(茨城県議選:事務所に保冷車突っ込み1人死亡 殺人で捜査 - 毎日jp(毎日新聞))

ヤバイ ヤバイ 真央、世界選手権ピンチ!「全日本」3位以内ノルマ

2010-12-12 08:46:01 | スポーツ
NHK杯8位、フランス杯5位と大不振の昨季世界女王・浅田真央(20=中京大)は、来年3月の世界選手権で連覇を目指すどころか、出場すら微妙な状況に追い込まれた。

 GPファイナルで日本人最上位の3位になった村上が代表入りを確実にしたことで、残る枠は実質2。五輪銀メダルなど実績は国内随一の浅田だが、日本スケート連盟の橋本会長はすでに「今季の成績が大事になる」と特別扱いをしない方針を示している。選考基準では全日本選手権で表彰台を逃しても選出の可能性があるものの、代表を確実にするためにはファイナルに出場した安藤、鈴木を上回って3位以内に入る必要がありそうだ。

 浅田は現在、12月24日開幕の全日本選手権(長野)に向けて中京大で調整中。GPファイナルで小塚に同行している佐藤コーチに代わり、小塚の父で68年グルノーブル五輪代表の嗣彦氏(64)が臨時コーチを務めている。小塚臨時コーチは具体的な指導をしているわけではないが、練習を見て気がついたことを浅田にアドバイスしているという。12日には佐藤コーチが帰国し、全日本への最終調整に入る。

 ◆世界選手権の選考 男女シングルの日本の出場枠はともに「3」。代表は12月の全日本選手権後に決定。(1)GPシリーズ&ファイナルの日本人上位3人(2)全日本選手権3位以内(3)全日本選手権終了時の世界ランクの日本人上位3人のいずれかの基準を満たす選手が条件。また過去に世界選手権6位以内の実績があり、シーズン前半にケガなどで選考対象から外れた選手にも救済の可能性が残されている。 (真央、世界選手権ピンチ!「全日本」3位以内ノルマ(フィギュアスケート) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース)

エコだね 出雲大社:屋根の檜皮を木炭に 島根大病院で再利用

2010-12-12 08:42:53 | 科学
出雲大社(島根県出雲市)の約60年ぶりの改修に伴い、「看護の女神」の摂社の屋根に葺(ふ)かれていた古い檜皮(ひわだ)が木炭に生まれ変わり、島根大医学部付属病院(同市)の新病棟で再利用されることになった。同病院は、木炭の防かび、湿度調節などの科学的な効果に加え、女神のご加護に期待している。
 檜皮が再利用される摂社は、本殿そばに蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)と蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)をまつる天前社(あまさきのやしろ)。古事記によると、大社でまつる大国主命(おおくにぬしのみこと)(大黒さま)が、兄たちに赤いイノシシだとだまされて焼けた岩を抱き止めて死んだ時、看病して生き返らせたとされる。約60年前に葺かれて傷みが激しかった檜皮は、昨年10月にはがされた。
 島根大病院は新病棟(来年6月完成)を建設中で、効果が実証されている木炭を特別個室で使う方針が決まっていた。天前社の屋根が改修で葺き替えられることを知った小林祥泰院長(64)が、大社に古い檜皮の提供を依頼して再利用が実現した。
 天前社や他の摂社の檜皮などはチップ化され、既に木炭にチップに加工された。約45センチ四方の袋に入れられ13日から、緩和ケアや女性用の特別個室34室の天井裏に、約3000袋を敷き詰める。
 大国主命は縁結びなどのほか、因幡の白ウサギの伝説から「医薬の神様」ともされる。小林院長は「湿度調整やにおい取り、アレルギーの元となるカビの防止だけでなく、精神的な癒やし効果も大きいのではないか」と話している。【細谷拓海】(出雲大社:屋根の檜皮を木炭に 島根大病院で再利用 - 毎日jp(毎日新聞))