日本人学生は不要!!

2010-10-17 07:22:45 | 日記
留学生と競争しなければならない日本の学生。

 氷河期が再来した就職戦線で、外国人留学生に企業の注目が集まっている。日本での就職率はまだ三割程度だが、海外に展開する大手を中心に採用は上向いている。就職活動(就活)で「百社回る」と張り切る学生がいる一方、早い時期から始まる日本独特の習慣に戸惑う声もある。 (橋本誠)
 「日本の就職活動の時期は特殊です。この文化に遅れると、帰国することになります」
 十月上旬、東京都内で開かれた「外国人留学生就活準備セミナー」。人材派遣会社「グローバルパワー」(東京)の採用担当で韓国出身の金〓廷さん(26)が、流ちょうな日本語で語りかけた。「日本人学生は百社にエントリー(申し込み)している人もいる。二倍、三倍の努力を」
 参加者は昨年の倍の六百五十人。大半が中国を中心とするアジア出身の留学生だ。就活サイト「マイナビ」の望月一志編集長は「日本の学生はゆとり世代で頼りないと見られ、皆さんのバイタリティーが期待されている」と励ました。
 リクルートスーツを着て参加した中国出身の東洋大三年王暁亜さん(26)は「最低でも百社は受けないと」と笑顔。七月から合同企業説明会などを回っており「希望は商社。就職できたら、親にお金を送り安定した生活をさせたい」と話した。
 日本製の農機具やテレビの品質に感動して「技術が高い日本で学びたい」と来日したという東京工業大大学院一年グエン・トウアン・ズオンさん(26)=ベトナム出身=は、「ベトナム企業は規模が小さく、研究開発への投資が大きくないので、日本で就職したい。就活を今から始めると、研究の時間がなくなるけれど、しないといけませんね」と話した。
 違和感を口にする留学生も。ジーンズで参加したスペイン出身の東京外国語大大学院一年ペレイラ・アレハンドロさん(28)は「来てみたらスーツの人が多かったので、買おうと思います」。スペインでは就活の時期はまちまち。ファッション業界と地味な会社では学生の服装も違うといい「会社が違うのに、同じ方法でリクルートするのはおかしい」と不思議そうだった。
◆企業側期待、採用上向き
 日本で就職した留学生は昨年、不況の影響で減少したが、「長期的な増加傾向は変わらず、既に底は打った」(就職情報会社)という見方が強い。IT企業の楽天が、外国人学生を既に採用している企業の人事担当者に、二〇一二年卒の採用予定を尋ねた九月の調査でも「やや増える」(14・5%)が「やや減る」(3・5%)を上回り、人気を裏付ける。
 英語を社内公用語にする楽天は、一一年卒業予定の内定者約四百八十人中約八十人が外国籍。前年の十七人から五倍に増えた。海外への展開を見据え「国籍を問わず優秀な人材を確保していく」(広報課)戦略だ。
 就活セミナーの参加企業も「パワー、突破力がある」(大手飲料メーカー)「日本語で不利になるのは望ましくない。エントリーシートは英語でもいい」(NTT研究所)と留学生を歓迎する。
 質問回答サイト「オウケイウェイヴ」(東京)は今月、外国人留学生だけの就業体験(インターンシップ)を開始した。外国人の視点を新事業に生かすためで、評価が高ければ「卒業に合わせ、正社員で採用したい」(広報室)としている。
 来日する留学生は年々増加しており、就職市場の留学生人気に「日本人の就職は本当に危ない」(楽天の担当者)という声も出ている。※〓は王へんに民
(東京新聞)(東京新聞:留学生 戸惑い奮闘中 :社会(TOKYO Web))

就職は大学名で決まる 

2010-10-17 04:57:52 | 日記
大学に入学する時点でだいたい就職は決まるんですね。高校で遊んでた奴は人生終わりってこと?

リクルートのワークス研究所が発行する「Works」102号が、「新卒選考ルネサンス」と題した特集を組んでいる。目を引くのは、就活勝ち組学生たちの匿名座談会。彼らの口を突いて出てきたのは、「就活の賢い切り抜け方」ではなく、痛烈な「日本の就活批判」だ。
「面接で冴えなくても、できるやつはいる」企業側も惰性になっていないか
座談会の参加者は、3名の男性。東大・理系のAさんは総合商社へ、早大・文系のBさんは情報系企業への就職が内定している。東大院・理系のCさんは、休学してITベンチャーで勤務中だ。
2010年3月卒の大学生の就職率は60.8%。多くの学生が、必死の就活対策をしながら就職先を決められずにいる中で、彼らは就職活動の「勝ち組」といえるだろう。
しかし、そんな彼らでさえ、日本企業の「就活」にはウンザリさせられたようだ。
「正直、やっているときは“茶番”としか思えませんでした」
「これで何が分かるんだろう、って」
Aさんは、4年生のときに自らの意思で留年を決めた。就職先がなかったためではなく、「研究に集中するため」だ。卒業研究を終えてから就活を始めたが、「もし3年生のときに学業で頑張ったことを書けと言われても無理。みんな3年生で何を書いているのだろう」と不思議に思ったという。
Bさんは学生時代、海外をバックパックで30カ国を回った。周囲には就活のために、サークルの苦労話をでっち上げている人もいたという。
「サークルのキャプテン派と反キャプテン派に分裂したとき、このままではいけないと思って両方の話を聞いて、仲裁に入って・・・みたいな」
面接の時間は短いので、「作った自分で十分通せる」。よいやり方とは思えないが、自分の経験や志向にじっくり耳を傾けてもらえないまま、ふるいにかけられる側としては、この程度は必要悪と考えても不思議はない。
面接の有効性については、Aさんも疑問を持っている。「面接で冴えなくても、できるやつはいる」。
文系の学生が理系の友だちに、企業が設けた「Webテスト」の身代わり受験を頼むことも。とはいえ、企業が「とても結果をきちんと見ているとは思えない」。Aさんは「結局、学校名で足切りしているだけなんじゃないか」と首を傾げる。(続く) (「茶番としか思えない」 勝ち組学生も漏らす就活の不毛 (1/2) : J-CAST会社ウォッチ)