禁煙ブーム 何時まで流行るかな

2010-10-03 06:40:07 | 日記
タバコを吸わないから関係ないけど。何ヶ月我慢できるんだろう?奥さんに辞めろと言われても隠れて吸ったりして。

禁煙

たばこの大幅値上げが“禁煙ブーム”に火を付けた。県内大手ドラッグストアでは、禁煙補助剤や関連商品の売り上げが大幅アップ。専用コーナーを新たに設けるなど商機を逃すまいとPRに必死だ。医療機関の禁煙外来にも「これを機に完全に辞めたい」と願う人たちが駆け込み、一月の受診者数が5倍に跳ね上がった病院もある。たばこ購入費が家計に重くのしかかる上に、家族の受動喫煙被害も深刻化しており、愛煙家に吹く秋風は冷たくなっているようだ。
 「あんた、いいかげんにやめてくださいよ! 」
 宇都宮市泉が丘のカワチ薬品泉が丘店。ニコチンパッチ売り場で、怒声が響いた。怒りが収まらない妻に苦笑いする夫。
 対応した増田靖夫店長は「家計を守る奥さまにとって切実な問題のようです。ここ数週間は、禁煙に関する商品の売れ行きが非常に伸びている」と話す。 
 医薬品とされるパッチやニコチンガムの販売数は昨年同期比で3倍にも増え、電子たばこや禁煙パイポ、口寂しさを紛らわすあめなど関連商品も人気だ。
 日本たばこ産業(JT)は今月から、全商品を60~140円引き上げた。代表的な「マイルドセブン」は1箱300円が410円に。
 「値上がりを実感するこれからは、さらに需要が高まるはず」と増田店長。店内入り口近くに「本気で禁煙対策」の看板を掲げた特設コーナーを展開し、オリジナル禁煙マニュアルを無料配布するなどPRに余念がない。
 禁煙希望者の“駆け込み寺”となっているのが禁煙外来だ。足利市通4丁目の小倉耳鼻咽喉科医院院長で、特定非営利活動法人(NPO法人)日本禁煙学会専門認定指導医の小倉弘之医師は「相談者数が異常に増えた」と驚く。
 治療を始めた2005年度以降、毎月5、6人だった受診者数は9月に30人と急増。中には1日40本を吸っていた愛煙家もいた。「辞めたい」という意識が長くあり、値上げで踏ん切りがついた人が目立つという。
 禁煙治療は2006年から、一定条件を満たせば保険適用となった。12週間にわたる計5回の診察で、自己負担額(3割)はニコチンパッチの場合1万2千円、ニコチンを含まない飲み薬で1万8千円ほど。一見、高い印象を受けるが「1日1箱吸えば、3カ月のたばこ代は3万6千円と、禁煙治療の2倍もかかることになる」(小倉医師)
 折しも、厚生労働省が28日、受動喫煙が原因で死亡する成人は年間約6800人に上るとの推計値を発表したばかり。小倉医師は「これを機に家族で健康について話し合ってみては」と勧める。
 同じく禁煙外来の受診者が増えた宇都宮市南高砂町の宇都宮社会保険病院。担当する照内聡美医師は「『自分は無理』とあきらめないで。多くが3、4回挑戦して、ようやく成功するんです。一度失敗しても再挑戦することがすばらしい。気負わず、気軽に相談にきてほしい」と呼び掛ける。(たばこ値上げで禁煙ブームに火 ニコチンガム、あめ…販売増 |下野新聞「SOON」)