トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2019.12.03 長者峰、高嶺、来見山、周回(合川下降)

2019-12-04 18:12:48 | ブログ

長者峰の頂上から大川入山(正面)と恵那山(左端)を望む。

来見山までは緩やかなアップダウンが続く快適な稜線歩きで、とても気持ちの良い歩きが楽しめます。来見山からは予想外に神経を使う渓谷沿いの下降になりました。日照時間の短い今の時期の周回はスタート時間を早くして、ルートファインディングに余裕を持たせないと日没を心配することになるかもしれません。白銀に輝く南アルプスの峰々と三河地方の山々の展望がすばらしい山です。

歩行距離:26.3km(ロガーの記録より)、行動時間:9時間10分

道の駅の裏手にある諏訪神社に車を止め、7時20分頃に登山を開始。心配した天候もよさそうで最初のピークである長者峰までは森林浴の気持ち良い登りが続く。寒いので長い休憩はとらずに淡々と登り、約1時間20分(8時47分)ほどで頂上に到着した。北西の風が強力で頂上広場の脇にある主に天体観測者用の建物に飛び込み2枚、着込んだ。ここに来て初めて知ったが、建物内の貼り物からするとこの長者峰は天体観測の有名スポットらしい。360度ガラス張りの観測展望台もある。立派な車道も頂上まできている。広場からは堂々とした大川入山を正面に望むことができて感激する。三河方面の展望も開けていてぶるぶる震えながらも山座同定を楽しんだ。15分ほど小屋で休んで、次のピークの高峰を目指す。ここからも立派な砂利道の林道(ゲートがあるので車は入れない)が延びていて少々面食らう。高峰にはアッという間についてしまい(9:26)少々拍子抜け。ここまでの間で南アルプスの千丈岳から深南部の山々までほぼ全山が見える場所があった。主脈上の山々が全て真っ白に化粧しており、神々しいその姿にシャッターを切るのも忘れて見入ってしまった(後で後悔しきり)。林道はここまでで終わり、ここからは時々、笹を分けながらの尾根歩きもある。シーズン中ならお弁当でも広げてのんびりしたいような開けた展望地が数か所あるので山登り初心者でも楽しめるコースです。悪沢山に9時53分着。最終目的の来見山には11時34分に到着した。ここからは、普通は来た道を戻ると思われるが、突き進んで周回したい気持ちが出てくる。”Compass”経由で提出した登山届ではここから戻ることにしてあるが結局、周回の魅力に勝てず、合川に下降し、合川を渓谷沿にくだり148号線に出て登山口まで戻ることにした。合川に関する予備知識はどこかで渡渉が1か所あるという程度なので少々不安な気持ちもあったが、迷いながらも谷に向かって派生する尾根についつい足を向けてしまった。落ち葉の積もった細い尾根は気が抜けず慎重に下る。谷の音が近づいてくると、音の具合から急流さが想像されて渡渉ができるのかどうか不安になってきたが駄目なら戻ればよいまでだと気持ちを切り換える。1時間ほどで合川に降り立ったが、対岸は切り立った岩壁が下流まで続いていてとても渡渉はできない。幸い、わずかな踏み跡が左岸に続いていそうなので、この踏み跡をトレースすることにした。かなり谷底から高いことろにトレースはついているのでスリップ厳禁な箇所が随所に現れる。濡れ落ち葉が滑り易いので慎重にも慎重に歩いた。途中、1か所、トレースを分断する顕著な沢に出た。地図で悪沢であることを確認する。まともに渡渉はできそうにないので、渡渉できそうな箇所を探して上流へ向かう。一か所、朽ちた大木をを利用して渡れそうなところがあり、ツルツル滑るのを更に上にある樹の枝でバランスを取りなりがら何とか渡り終えて安堵する。一難去ってまた一難。ここから踏み跡が分からず、自分の勘だよりに急斜面をトラバース気味に登ってから下降すると、無事にトレースが見つかった。これ以降に悪い所はなかった。3頭の立派な日本カモシカにも出会った。しばらく進むとブッシュ帯のところで踏み跡が消えたので川原に降りてみると少し上流の対岸に赤布が樹から2つ垂れ下がっているのが確認できた。おそらくそこが渡渉地点だろうと思い、そこまで引き返す(14:44。この渡渉地点は見逃し易いので要注意)。川幅は15~20mくらいか。水勢は弱く、足をすくわれることはなさそうで、水深も太もも程度と思われ危険はないと判断する。ところどころ太もも中間くらいまで水がきて、ズボンも濡れたが、素足での気持ちのよい渡渉だった。渡渉を終えてしばらく進むと待望の林道終点に出て実質的な登山は終わった。登山口には16時30分丁度の到着。

コメント:
・落ち葉の時期からは合川沿いのわずかなトレールが分かりにくく且つ、滑り易くなるので春から初秋までの間がベストと思います。
 渡渉地点

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