トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2016.11.26南アルプス深南部 大無間山日帰り

2016-11-27 17:30:16 | ブログ

大無間山から聖岳と上河内岳

若手Y君と大無間山2329mに行ってきました。今回は久しぶりに頭も体もフル回転でした。ルートは登山道が無い北東尾根にとりました。
1700m付近から積雪があり、最初は足首程度のラッセル、1950mくらいからは膝下程度のラッセルになり8時間強かかって大無間山頂上に着きました。(雪の無い時はどうなっているかわかりませんが、雪でカバーされた頂上は広く平坦でテントがかなりの数、張ることができるスペースがあり快適そうです。しかし一升瓶が雪の中に埋まっていたりして雪のないときは汚い処という印象を持ってしまいました。)
全く雪があることは想定しておらずスパッツもないので靴に雪が入り放題。立ち止まるとすぐに冷えてくるので休憩はほとんど取れませんでした。下山は同じルート取りましたが、かなり下ったところで間違った尾根を下ってしまっていることに気がつきました。1450m地点で左の斜面に入らなければならないところをほぼ90度右の尾根に入り1020m地点まで下ってしまった。高度差400mのロスです。何とか視界がきくうちに下りきりたかったのですが間違いに気が付いた時は完全に暗闇の中、気力を振り絞って登り返し、地図上の鉄塔線の経路を頼りに断続的な保線路をなんとか見つけながら登りに使った尾根に戻ることができました。保線路は暗闇では極めて危険で神経をすり減らしました。結局、下山できたのが20時過ぎ。トータル17時間弱の山旅?になりました。やはりこの山は寒くなく、日照時間の長い時期にいかないときついとおもいます。この日はさすがにコンディションが悪く一般ルートからのトレースはありませんでした。以下は間違った尾根を下ってしまった原因などを含む反省点です。

間違った原因
1.明神沢に沿った尾根を下らなければならないが沢から離れていく尾根に先行するY君がむかつている。そちらはおかしいのではないかと声をかけたが、”赤布がこちらの尾根にあります”(以降もずっとつづいていた)との返事があり、それを信じて地点の確認をおこたりどんどんその尾根を下ってしまった。
2.更に登る時に途中にある送電線の鉄塔を目安にしたが、間違った鉄塔をてっきり登りに見た鉄塔とおもいこんで、ますます勢いよく下ってしまった。

反省点
1.少しでも疑問に思ったら在位置確認をおこたるな。一般コースなら赤布、赤ペンキは信頼できるかもしれないが、登山道で無いところの赤布を信じ切るのは危険(今回の赤布は恐らくこの尾根を冬にどこかのパーティーが登ったのだろう)。
2.思い込みは危険。今回のミスのもう一つの原因は間違った鉄塔を目指す鉄塔と勘違いしたこと。
3.今の時期では少々きつい計画だったかもしれない。日没との競争で地点確認の時間も惜しんでしまった。
以上




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