トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2018年9月18日福井県 経ヶ岳~法恩寺山周回

2018-09-18 19:43:28 | ブログ

杓子岳から経ヶ岳を望む。樹林帯を抜けると笹原が頂上まで続いていた。
 
経ヶ岳の頂上は広くいつまでものんびりしていたい所でした。

秋の気配を感じる山旅でした。

天候不順でここ1か月近く山登りをしていないので体が鈍ってしまっているが、久しぶりの好天予報に急遽どこかへ行くことにした。選んだ山は福井県の経ヶ岳。以前に山スキー目的で杓子岳まで登ったが諸事情で経ヶ岳の頂上は踏んでいないし、鈍った体を慣らすにも適当だろうと思いこの山を選んだ。

7時19分に銚子ヶ口登山口から登山をを開始。冬とはまったく様相が違う。冬にはザイルが欲しいと感じた保月山から先のところも無雪期は全く問題ない。杓子岳までは主に樹林帯だが杓子岳に出ると一挙に視界が開け、光で波打つ美しい笹っ原の中に歩き易い道が頂上まで続いている。頂上には9時43分に到着。計画ではここまでの行程の往復で6時間を予定していたのでかなり時間に余裕ができてしまった。しばらくの間、白山山域の山々や荒島岳、奥美濃の山々など360度の展望を楽しみ、又、知らない山々の山座同定を昭文社の地図で楽しんでいたが、以前から興味のあった白山禅定道ルートの一つである法恩寺山が案外ここから近そうなのに気がつく。この快晴の下、ここから法恩寺山までの尾根歩きは展望も良さそうで快適そうだ。しかしここから法恩寺山までの情報は全く頭にインプットされていないし、国土地理院の地図も無いのでかなり迷った。結局、提出した登山計画書とは異なるので後ろめたい気持ちもあったが、稜線歩きの誘惑にはどうにも逆らえず法恩寺山まで行くことにした。10時過ぎに頂上発。経ヶ岳からほんの少しの間はトレースが貧弱で笹薮をかき分けるところもある。足元の笹はとても滑りやすく何度もスリップさせられた。体も露でぐしょぐしょになってしまったが好天が心強い。それもしばらくの辛抱で30分程度で北山に到着。ここからは充分立派なトレースが続いていて快適。迷うようなこともない。ただ樹林帯の歩きが多く期待した稜線漫歩とはいかなかった。それでも好天のお陰で樹林帯は明るく気持ちがリフレッシュされた。法恩寺山に12時弱に到着。ここまで2時間かからなかった。頂上は綺麗に切り開かれていて真新しい展望台と方位盤があった。ここからの白山、別山の展望はすばらしい。写真を撮りまくったあと、下山を開始。途中、真新しい白木が何か所にも置いてあって登山道の補修が進められているようだった。法恩寺山の登山者駐車場(上)に12時34分到着。結局、登山開始からここまでかかった時間は約5時間15分で思ったより早く下山できた。しかし山は甘くはない。ここからは法恩寺林道を歩いて自分の車に戻るのだが、その林道に出るまでが大変だった。地図がないので所々にある朽ちかけた道標と自分の勘だけが頼りで(GPSで位置確認用のスマホも忘れてきた)、すでに廃道となったような道に迷い込んでしまい少々焦ったが、ブッシュをかき分け、がむしゃらに突き進んだら林道が下の方に見える所へ来てほっとする。更に下り、下り立った所はパンフレットに書いてあった弁ケの滝のすぐ横だった。林道に出たら”登山道はこの先420m”と書いたプレートが置かれていた。その後、長い林道をそれなりに楽しみながら14時45分に銚子ヶ口の車のところへ戻った。今日も誰にも会わない静かな、そして秋の気配を感じる山旅でした。
コースタイム:
  銚子ヶ口登山口 - 経ヶ岳:約2時間25分(休憩含む)
  経ヶ岳 - 法恩寺山: 2時間弱(休憩含む)
  法恩寺山ー 上の登山者駐車場 -林道歩きー銚子ヶ口登山口駐車場:約2時間45分
        (休憩、道迷いロスタイム含む)





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