St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

化学参考書選び、アンモニア説明のさわりと簡単な感想だけですが

2010-01-17 05:48:45 | Weblog
化学の受験参考書などからの引用。選択の目安として頂ければ。アンモニアに関し。その一部だけ。
「化学入門六章」(A.R.H.Cole氏著:化学同人刊)
-アンモニアは塩化アンモニウムを乾いた水酸化カルシウムとともに熱するか、あるいは、アンモニウム塩と水酸化ナトリウムを含む溶液を沸騰することによって、製造することができる。・・・発生した気体は酸化カルシウムをつめた管を通して乾燥し、空気中で上方置換によって集める。・・
-アンモニアは鉄触媒上で窒素と水素の直接結合によって合成される(Haber法)。反応は可逆的かつ発熱的である。・・・
(「主な気体の製法と性質」「生活を支える化学物」2ヶ所に分かれての記述。具体的で分り易いです。)
「新化学の講義」(金山靖鉱氏著:増進会出版社刊)
-実験室ではアンモニウム塩(普通はNH3Cl)を強塩基(普通はCa(OH)2)と熱してつくる。アンモニアは水に溶けやすく、密度は空気より小さいので、上方置換で捕集する。工業的には、窒素と水素を鉄を主体とする触媒を用いて化合させる。これをハーバー法という。
(窒素族・窒素の説明、参考・空気の液化分留の後に。簡単な演習が後にあります。)
「解放の実践 化学ⅠBの演習」(尾野光夫氏著:増進会出版社刊)
-アンモニアは、硝酸や種々の窒素肥料を合成する際の原料として重要な物質であり、現在は、空気の分留で得たN2と水の電解で得たH2から、次の反応によってつくられている。NH3の収率を高めるには、高圧・低温下で反応させればよいが、低温にすると反応が遅くなる。」
(オストワルド法の演習問題の解説として。POINTもある。)
「最短コース化学ⅠB・Ⅱ総括整理」(大西一郎氏著:高木書店刊)
-Haber法高圧1000~2000atom,低温500°C、触媒Fe2O3 ハーバーがアンモニア合成に成功したとき、すでにOstwald法は開発されていたから、直ちにNH3->HNO3->TNT合成可能。そこでドイツは第一次世界戦争にふみきった。そして負けた。
(簡潔に愉快。Cosmic trainなど図示も凄い。語り口がユニーク。)
「新・理系の化学(下)」(石川正明氏著:駿台文庫)
-無料の原料であるN2と石油等から得られるH2を使うと、NH3が生じるはずである。ところが、N≡N結合は極めて安定であり、H2の付加を全く受けない。そこで、Fe2O4を主体とする触媒を使い、温度を上げるとやっとNH3が生じる。
-[性質]1.分子性物質->常温で刺激臭の気体 2弱塩基
(無機工業化学の項目のもと。白眉。物理化学が一番近い。)
この中からも最低2冊は読み通したいと思う。


最新の画像もっと見る