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St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

鳥の図鑑(雑学篇)Dec2308

2008-12-23 13:18:50 | アート・文化

スズメ<Passer montanus saturatus STEJNEGER>(Japanese Tree-Sparrow):スズメ目キンパラ科
形態:嘴峰11~12mm。翼長65~70mm。尾長46~56mm。跗蹠17~19mm。上面赤褐色。背に黒の縦斑。顔・勁側は灰白。耳羽後半・喉の黒斑。
生態:人家に普通にいる。稲の害鳥、昆虫も食す。屋根瓦隙間などに巣。球状、直径24~45cm、出入り口10cm。3~6月に青灰白色の地、灰・暗灰色の斑点が密在する卵(19×14mm)を4~8個産む。
分布:留鳥として、北海道以外の日本全土。朝鮮、台湾、中国東部。ヨーロッパには、イエスズメ。
亜種:北海道にカラフトスズメ。
呼称:ちぢり、やんどり。
関連:春の雀、寒雀。
歌:いそがしく濡羽つくろふ雀ゐて夕かげ早く四五本の竹 (白秋)
  落葉踏むやしばし雀と夕焼けて (渡辺水巴)
  飛びあがり宙にためらふ雀の子羽たたきて見居りその揺るる枝に (白秋)
エソロジーより:「同種属のメンバーと闘う問題で、ある場合に、明らかに闘いが他の種属に向けられていることがある。それは、それらの動物が同じ「必需物」を得ようとして張り合う競争者であるから。ホシムクドリやスズメが、他の種属を自分の洞に近づけぬよう追い払うことはよく知られている。」(「動物の言葉」:ティンバーゲン、みすず)
「動機づけの内部要因と外部要因。探査行動と鳥のさえずりは、逆。ほとんどの鳴禽類(スズメ目)の雄は、繁殖状態に入ってさえいればさえずりを行う。決定的な要因は、雄の性ホルモン、テストステロン。」(「動物行動学入門」:スレ-ター、岩波)
「社会的攻撃の生存価は、種によって異なっている。スズメの群れはまったにネコを攻撃しないが、ネコが茂みの中に潜んでいると、絶えず警戒の叫びをあげながら、その上に集まって来る。この行動の生存価は、広示効果と看破することが出来よう。」(「本能の研究」:ティンバーゲン、三共出版)
「鳥の生活」(ティンバーゲン、思索社)より-1ページづつ:
<一つの発見と、それから生ずるいくつかの疑問>
「カラ類の捕食。木々の上で忙しく、えさを漁る。飛びまわって跳ねまわって。様々な格好をしてぶら下がり、木の幹にとっつき、樹皮の割れ目や、枝の裏の昆虫を探す。始終、“ジージー”という声を出す。勝手に振舞っているようだが、一体。ハイタカ。突然、“ジー”という鋭い大きな声。一羽の大きな黒い鳥が、さっと目の前を横切って行く。驚く程の速さで、2・3度方向を変える。そして、飛び去る。その間に一羽の小鳥を捕まえている。簡単な生物学。どうような手段で、自分たちの種族を維持しているのか?生活場所、食探し、繁殖、身を守る、何故、絶えずさえずる?形や色が違う、何故?奇妙な形で何を?知能は?観察によって、鳥たちが、どうやって生きてゆくか?その方法を理解出来る。」
コメント:スズメは最も身近な鳥。朝起きるとスズメの声がする、そんな環境も失われつつある。小型である、色が庶民的で親しみ易い。インコの様に懐いて手乗りになれば、と思うこともある。でも、庭先や田圃で見るから愉しいのかも知れない。それより、もっと野外に出ることだ。