下戸のくせに日本酒

私は酒が呑めない…などというと大抵「一滴も呑めないの？」という質問が返って来る。

だったら「一滴だけお付き合いします」と内ポケットから駒込ピペットを取り出しグラスに突っ込み

ぴゅっと口内に飛ばし「ごちそうさまでした」…であなた納得します？場が盛上ります？

そんな反応をしたら間違いなく角が立つので、凄く気を遣って

「嗜む程度です。ビールをグラスに一杯くらいです。」って答える。

本当はもうちょい呑めますけど。


ここに酒がある。日本酒。貰い物でしばらく放置していたもの。



100mlしかないのでサンプル品みたいなものだけれど、私には恐怖の一品。

生まれて初めて二日酔いになったのが冷酒を呑んだ翌日。

それ以降日本酒とは相性が悪く、呑むと必ず頭痛を起こすようになった。

しかしながら明日は休み。ここはひとつチャレンジしてみよう。

我家には徳利だの猪口だのは当然ない。悪酔い防止の為に燗をするので耐熱グラスを使う。

つまみはアルコールの分解を促すとか言われているチーズ。万全を期して挑む。



ところがね、ラベルに「大吟醸」の文字を発見。燗しちゃうのはもったいない気がする貧乏根性。

よし、冷で呑んじまおう。

呑み始めはあの日本酒独特のニオイで「あ、ダメかもしれない」って思ったの。

でもチーズを頬張りながら呑み進めていくと、何だか白ワインのような風味に。

下戸が言ってるからあてにはならないけど、呑みやすいですね。

すっかり酔いがまわり、ぽわんぽわんの状態で日記を記しております。

さて、明朝が怖いです。