黒じぷたの漂流日記

Withうつ病で暮らしているらしい。

中学受験を軽視する人

2018-03-29 22:30:34 | 日記
知人3人程で居酒屋に集合。軽く飲もうってことで。

私の目の整形手術の話題が一通り終わった辺りで、知人Aが語り出す。

「来年、娘を私立中学に入れようと思って…」神妙な面持ち。

私は独身だし、もう1人の知人Bは夫婦と猫で生活しており、正直他人んちの子供の話題はどうでもいい。

「やっぱ、塾とか行かせた方がいいのかなあ?」

「自信があるなら別にいいんじゃない」私はオールフリーを追加注文。

「塾に行かせるほど余裕がないんだよな」

「塾行く金ねーのに私立行かすのか?」Bが目を見開く。「わかっているのか?私立の学費」

「あんまり知らない」Aは続ける「俺、高卒だし私立行ってないからわからん。」



私はこの話題を続行したところで楽しく展開するとは思えず、

「当店一押しの『鶏の半身焼』喰おーぜ」と全く違う話題を振ってみる。

「おう、喰おーぜ」とは言ってくれたけど、娘の中学受験が頭から離れないらしい。

私はもうAを見限ってオールフリーと半身焼を堪能することにモチベーションをシフト。

「中学入学したらさ、もう受験勉強しなくていいんでしょ」

「親の面接がない学校を探しているんだよね」

「娘が地元の市立より都会の私立の方が格好いいって言ってる」

Bが「わかっているのか?私立の学費」ファイナルアンサー的に言い放つ。

「学費だけじゃないぞ。入学金とか交通費とか制服代とか」

「まあ、金なら何とかなるよ」Aは何故か照れたように微笑む。

そんな中半身焼登場。スタッフのお姉さんが切り分けてくれる。



今まで話に向き合ってきたBもビールと半身焼を堪能する方にシフトしてきた。

「なんかさ、中学受験を軽く見てない?」私の素朴な疑問。

「う~んどうだろ?」Aは首を捻りながら「まあ、流れだね」また微笑む。

こういう人の方が実は人生楽しいのかもしれないなあ…私の感想。

そんな私は「次は出汁巻き玉子だな」つまみの主導権を握るのでありました。

コメント
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