黒じぷたの漂流日記

Withうつ病で暮らしているらしい。

手術中に喋る執刀医・・・男の整形手術その2

2018-03-28 21:36:16 | 日記
クリニックの近くに看板のない店があり、通るたび行列が出来ている。

看護師さんに、あの店は何なのか?を問うてみた。

たい焼き屋だった。

「美味しいですか?」「1個いくらですか?」「有名なんですか?」…攻守交代。

今度は私が質問を看護師さんに浴びせる。

「ん~おいしいかなあ?1個¥150くらいだったと思いますよ」…なぜかしどろもどろ。

要するに食べてないってことね。

すると執刀中の医師が「¥150『くらい』じゃなくて¥150!」何故か強い口調で会話に参加。



そして執刀医の講演がスタートする。

看板のないたい焼き屋の餡がどれだけ優れているか。皮がいかにクリスピーなのか。

自分がどれだけ甘味に情熱を注いでいるか。自分がどれだけ舌が肥えているか…

人のまぶたを切ったり張ったりしながらよく喋る。

こんなやつに自分の大切なまぶたを任せて良かったのか…後悔先断たず。

粗方下地作りが終わると、今度は二重まぶたの微調整に入る。

どう微調整してるかわからないけど、まぶたをいじられては手鏡を渡され

「どうですか?」と聞かれる。

どうですか?って言われてもこっちは素人。まぶたの良し悪しなどわからない。



「ん~」とか唸っていると、執刀医は手鏡を取上げまたまぶたをいじる。

彼の口調からすると自分のイメージしたのと違う仕上がりになっているらしい。

何度も微調整を繰り返す。

医師を通り越し職人…も通り越しもはや「おたく」的こだわり方。

喋りながらやるからだよ…内心思いつつも、仕方なくおたく心に付き合う。

結局、終了予定時間を40分程オーバーした。次の診療大丈夫なのかね?

洗面所で改めて己の顔面をじっくり見る。

まぶたは腫れあがり、縫合した縫い目がしっかり見える。おばけみたい。

来週の抜糸までおばけ面は続くらしい。

夜道は歩かないようにしよう。









コメント (2)
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