また逢う日まで。

さすがに引っ越して２ヶ月も過ぎると、落ち着いてきたというか、馴染んできたというか、そういう感じになってきます。
無論、会社の話ですが。

ああ、入れ物が変わったとて、日々やることは変わらないのだ。

とか、当たり前のことに今さら気づいたりして。

何が変わったかというと、歩く距離が増えました。
駐車場から遠くなったし、平面方向に広いのでどこへ行くにも歩かねばならない。
まあ、いいことなのかも知れませんが。


で、昨日の話ですが、野暮用があって前のビルに行きました。
一応引っ越したとはいえ、移行に時間がかかるものがあり、やむを得ず残しているものが一部あるのです。
今回は、その一部の中のさらに一部を持って来ようという話。

当然ながらフロアには誰もいないので、鍵を開けて入ったのですが、まあ、見事に何も無くなってる。



いや、正確に言えば、上で書いたとおり残しているものもあるのですが、少なくとも机が並んでたようなところには何もなくなっておりました。

バタバタと荷物をまとめて出た時はまだ、机やらロッカーやらは残ってたので、こういう状態を見るのは初めてだったわけで。
なんというか、改めて寂しい気持ちが沸いて来ます。

元喫煙所であったところでたった一人煙草を吸いつつ、
「ああ、今度こそもう来ないかも知れんなぁ・・・。」
とか、ひとしきり感傷に浸って帰ってきたのです。
そう思うと、喫煙所のすっかり茶色に染まってしまった壁紙もまた、いとおしいこと。


で、オチ的な話になるのですが、新しいビルの方に戻ってしばらくすると、どうやら持ってくるものが違ったという話。
自分の名誉を守るとすれば、言われた時点で間違ってた様子。

・・・結局、数時間後には再び「元喫煙所」に立っていたのでした。
まあ、別れを惜しんでいると思えば。