ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

何を目指したいのか。

2018-05-17 22:25:56 | にっき
本を読まないないからか言葉を知らなさすぎる小3長女。
教育業界に携わるオット。
日々語彙力のなさに嘆く自分。
なんだかよくわからないまま連れていかれる次女5歳。

行ってきた。

一時期メディアでも取り上げられてたよね。
付箋紙いっぱい貼ってあって、もう閉じられないじゃんっていう国語辞典。
あの付箋って、わからない言葉を調べたら貼るのではなくて、辞書を開いてそのページに自分の知ってる言葉があったら貼るのだそうだ。
とりあえず、いちばん最初の「あ」から開いて知ってる言葉があったら付箋(予め通し番号記入)にその言葉書いて上の余白部分に貼っていく…を延々と。
親は、ちゃんと意味読んだの?とか余計なことを言わない。
すごいねー付箋いっぱいだねー。とか言って褒める。
小さい子であればあるほど付箋が増えていくのをゲーム感覚で取り組む。
親が言わなくても勝手に意味を読むようになる。ようだ。
知ってる言葉だからきっと少し目が止まるだけで読めて、更にはこんな意味も兼ねてるんだと新たに認識することもあるだろう。
釣られて他の言葉も読むかもしれない。
辞書って教科書に出てくるわからない言葉を引くものって位置付けだったけど(そう教わった)、こうやって扱うとすごく身近だよなあ。
万が一上手く最後までいったら辞書丸々一冊読んだってことになるんだもんね。
これってすごい。辞書を読みきるって!
付箋の数は相当だろうけど子供自身達成感充実感ハンパないはず。
今の高校生って電子辞書らしいじゃない?
…今でしょ。

自分の辞書持参して参加した長女。
実際体験してみて現在面白がってペタペタやってるけどどこまで続くか。
ヘタレだけど頑張ってやってみておくれ。
会場で辞書持ってきてない人のために貸出してくれたので、次女にはわたしが付箋に書いたものを貼ってもらったんだけど、あれ、「付箋に書く」という動作がいい。
自分で書いたものって後で見返した時スイッチが入ったかのようにすぐ思い出せる。
わたしがブログ書く理由のひとつでもあるけど、書き残すということをしておくと記憶に残せるのだ。
書いてないと大概何も覚えてない。忘れる。

この発案者の深谷先生は現在大学教授だが元々小中学校で先生をしていた現場の人なので、とてもお話上手。
「堅苦しく思われがちなタイトルの講演会、親は興味あるけど子供は無理やり連れて来られたというお家もあるかと…。でも今日は親御さんにもお子さんにも楽しんでいってもらいたいと思います。」
…うん。親も子も楽しかった!
この学習法のいいところは、他に興味が転移していくこと。と話していた。
読解力も表現も言葉多く知っておいた方がきっと役に立つ。
英語辞書などでも応用可。

辞書を身近に感じることができるいい講演会でした。
娘にはもう少し大きくなったら、三浦しをんの「舟を編む」を読んでいただいて更に身近なものにしてもらいたい。
多くの言葉を知るって世界が広がるみたいでワクワクする。
(英語全く出来ないけど…)

それから、「意識付ける」って子供に限らず大人も大切なことだなと思った。
いかに意識付けをスムーズに行って軌道に乗せるか。
これってとても難しいことだと思う。
先生の話、導入部が非常に上手くてさすがの一言。

ワクワクしたり感心したり出来るのって楽しいなー。
でも日常で最も長い時間を占める仕事がつまんないなー。
なんとかなんないかなー。
仕事中、スズメが2羽一緒に飛び立つのを見るとカップル成立か…とか思っちゃうたるんでる日々をなんとかしたい。
毎日、大半の時間をぼんやり過ごすのがなんと勿体ない。

一年が過ぎてようやく自分がここに居てもいいんだと思えるようになった。
一年が過ぎて他人に合わすから疲れるんだと思えるようになった。
朱に交われば赤くなるを重んじ過ぎたか。
仕事選ぶほど自分には何も無いからしょうがないのだが。

何を目指したいかなんてわからないんだ。
だけど今は、たくさんのことを見て感じて吸収したいの一心だということを記録しておく。

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