《冬立ちぬお山はもはや白づくめ》【久世樹】
《TAMAスケッチ同好会・第19回水彩画スケッチ展》、本日終了しました。
まだまだコロナの影を引きずって、控え目なマスク越しの鑑賞トークや、アフター5の自粛など、歯痒さもありましたが、まずは無事に会期を全うできたことに胸を撫で下ろしています。
今回の出品作品を画像でご紹介します。この2年に描いた両作とも、人の気配の絶えた荒涼とした風景ですが、これからは人々の温もりの甦えった景色を描いていけるよう願っています。
『早春の湖畔』 M10号 水彩とパステル・ペンシル
昨年3月、コロナが急速に広がり始めた頃、山中湖畔からの寂寥たる富士。光を遮る冷たい空の下、凍てつく手で、春の息吹を探し求めて描きました。
『多摩川展望』 M10変形 水彩
今年2月の散歩スケッチ。一昨年の台風で川原の木々が根こそぎ流され、豊かな野鳥の楽園が荒野へと変貌し、3Km下流の是政橋が忽然と姿を現しました。雪嵐を呼ぶ大空の雲が主題です。
最終日、16時23分、会場(VITA7階)ロビーから。富士山の右手前・丹沢道志の大室山に沈む夕陽。《VIVA 我が街 多摩!》