昨日、『志田弘子・友禅染絵と墨絵展』を観てきました。先月、能登演劇堂のロビーでたまたま手にしたパンフレットで知り、家内と個展会場を訪ねました。七尾生まれの加賀友禅作家で日本画家のご本人と会場でお会いして話しができましたが、「大学(金沢美大)で友禅染に出会って以来50年描き続けてきたただの一職人です。」と大変謙虚で、優しさの中に芯の強い信念と確かな表現力を併せ持った、類稀な現代の名工だと感心しました。残念ながら今回の神楽坂展は昨日までで、普段は能登の「じゃり道工房」で木彫家のご主人と制作を続けているそうですが、またいつか新作を拝見する日を楽しみにしています。