くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

《熟れ季》

2023-06-28 21:46:00 | 作品
〈毒気ありそのあかあかや熟れ季〉【久世樹】

 香川の飯田農園から届いたスモモ≒プラム。描きそびれているうちに、完熟を過ぎて過塾になってしまいました。見た目の爽やかさは失ってしまいましたが、味はデリシャス! 我もかく時を重ねたい。





《茶渋半世紀》

2023-06-21 12:50:00 | 作品
〈短夜や上野焼(あがの)の茶渋半世紀〉【久世樹】

 ちょうど50年前の夏、九州福岡田川の上野焼(あがのやき)の窯元で手にした湯呑は、今ではあちこち傷だらけ茶渋まみれの我楽多ですが、一日の締めくくりの一服はやはりこれで頂きます。

 疾風怒濤の1973年から半世紀。今日からは、日一日と長くなる夜に伴い、悠々閑々と秋から冬に備えましょう。





《夏のドレス》

2023-06-13 15:30:00 | 作品
あ 今日の〈人物デッサン会〉は、紫陽花のような爽やかな夏のドレスのX嬢でした。

 新宿のサクラアートサロン東京が、今月20日で閉鎖されることになり、コロナを挟んで7年通った〈佐久間公憲先生と描く人物デッサン会〉もいよいよ最後となりました。

 コロナが鎮まってさあこれからという矢先に、中野サンプラザに続いて「きょういく(今日行く)」を奪われて、さて来月からどう「きょうよう(今日用)」をみ(に)つけて行けば良いのやら?途方に暮れています。