くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

オーミオ・バッビーノ・カロ

2020-03-29 20:26:54 | 雑記
そういえば、去年は4/10に、大雪の中、信州高遠の桜を見に行ったのでした。

今年は2週間早いというので、今週末にスケッチに行くのを楽しみにしていたのですが、高遠さくら祭りのホームページを見たらこうありました。「新型コロナウイルス感染拡大のリスクを考慮し高遠城址公園のお花見は自粛していただくようお願いいたします。」

「桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。」、この時期にとても頼りになる山中伸弥先生のブログ(https://www.covid19-yamanaka.com/sp/)の忠告に従って、プッチーニでも聴きながら過ごすことにします。

♫O mio babbino caro♫(オ・ミオ・バッビーノ・カロ)~私のお父さん











山中湖畔の富士

2020-03-29 18:12:16 | 作品
外出自粛と春の雪で行き場を失ったこの週末は、先日の山中湖畔でのスケッチを、M10号のパネルに鉛筆淡彩で描き起こして過ごしました。

この間、多くの若い音楽家のみなさんが、ステージに代わる演奏活動をFBやtwitterで元気に発信し続けている姿を見て、とても励まされています。

グローバル社会がコロナの温床となったことは否めませんが、情報ネットワーク社会でもあったことは不幸中の幸いだったかも!?

絵や写真を趣味とするFB友達のみなさん、これからも「三密」とは無縁のSNS上での作品交流を楽しみましょう。


春分の海山スケッチ

2020-03-20 19:32:05 | 作品
《永すぎる春分の日の昼も夜も》                       

62歳で亡くなった江國滋の『癌め』に収められた句だそうです。

旧友らと街へ飲みにも行けなくなって一月、今日も独り海山を描いて、その日を待ち侘びています。

《春分の有り余るとき富士と海》久世樹




多摩川関戸河川敷の異変

2020-03-15 21:48:27 | 日記
散歩コースの多摩川・関戸に異変が!

河川敷に景観を添え、夏にはピクニックを楽しむ家族連れに日陰を提供していた樹木群が伐採されて、砂利と土を敷き詰めた更地に姿を変えてしまいました。昨秋の台風による氾濫騒ぎの後、俄に国が始めた「国土強靭化対策」とやらの一環で、水位上昇の原因という理由で始末されてしまったようです。

今日、最後に残った一本をスケッチしていたら、「短慮、驕りを慎め」との声が聴こえてきました。

多摩川河川敷に残った最後の一本、記録して記憶に留めることにしました。
2週間前の国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の立看板。今日は見当たりませんでした。

2週間前の河川敷の樹木。奥は鎌倉街道関戸橋の16年掛りの架替え工事。

大栗川との合流地点の河川敷は水草の生い茂る野鳥の楽園でしたが、砂利と土の更地に「改良」されてしましました。