くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

相模湾大パノラマ

2021-01-30 21:32:00 | 作品
いつもの海辺の散歩道、抜けるような青空の下、今日はひと処に腰を据えて2時間、目の前に拡がる180°の海原をパノラマサイズのスケッチブック4枚に繋げて描いてみました。


まずは真鶴岬から、1/4

2/4、三ツ石から相模湾へ

3/4、伊豆大島、初島、利島

4/4、180°巡って伊豆半島、右端の岬の裏は熱海


春を探しに

2021-01-26 16:02:00 | 雑記
春を探しに海辺の町へ


「菜の花の中に小川のうねりかな」《夏目漱石》


「梅を見に来しに満開寒桜」《嶋田一歩》


「良妻の顔して咲けり寒桜」《松田都青》


「冬の海一人一人にある時間」《和田華凛》


「冬の海その静けさを独り占め」《松本三千夫》


《高田博厚彫刻プロムナード》

2021-01-22 18:12:00 | 雑記
 行ってきました、《高田彫刻プロムナード》。20世紀を代表する彫刻家・高田博厚は、戦前前後をパリを中心にヨーロッパで暮らし、ロマン・ローラン、アラン、マハトマ・ガンジーらと交流してその肖像を数多く手がけた稀有な日本人ですが、その波瀾万丈の半生を岩波現代文庫『分水嶺』で読んで、彼の代表作が東松山にあると知って、訪ねることにしました。その「美術館」は、何と東武東上線の高坂駅西口から関越自動車道の陸橋までの1Kmほどの道の両側の歩道で、もちろん無料。開設の詳しい経緯は東松山市のホームページをご覧いただくとして、アート後進国には珍しい粋な計らいには両手を挙げて拍手喝采です。残念ながら、こんなご時世なので人影もまばらで、カメラ片手にシゲシゲ立ち止まって見詰める「数寄者」は私ひとりでしたが、春になってコロナが治まったら、一日ゆっくり再訪しようと思います。


高坂駅西口ロータリーの案内看板

『アラン』

『マハトマ・ガンジー』

『タゴール』

『高村光太郎』

『宮沢賢治』

『棟方志功』


幻の出展作品

2021-01-09 14:11:00 | 作品
お屠蘇気分も醒めやらぬうちの緊急事態再来に、我がスケッチ同好会も、今日から宣言が解除されるまで再び活動を休止することになりました。2月に予定していた「第19回水彩画スケッチ展」も、残念ながら中止です。

 というわけで、幻となってしまった出展作品をご紹介します。一点目は、昨年3月に東京を抜け出して山中湖畔で描いた富士山。二点目は、12月に最後の野外例会となった国立駅前大学通りの老桜樹です。

 これからも、基本は独りで、時に気の置けない仲間たちと、コロナにめげず描き続け、気紛れにアップしようと思います。

『早春の湖畔』(山中湖) P10号 水彩・紙

『春を待ちつつ』(国立駅前大学通りの老桜樹) 八切  水彩・紙