秋の信州スケッチ旅、5日目、最終日。
松本で療養中の高校以来の親友を訪ね、帰路につきました。敗戦4年後に生まれた我ら50人余りのクラスメートは、早4人が先立ち、施設暮らしも幾人か。ずっと会えない日が続いていますが、次に会った時に「誰ぞ彼?」と惑わぬよう、これからは、”やり直し無し、いまここだけのスケッチ”と、”失敗はパス、息と指まかせの笛吹き”で、脳味噌の維持更生に努めて参ろうと思います。
で、旅の仕舞いは、やはり不二。小渕沢からの長い下り坂から『新雪の夕富士』で描き納め、と思っていたら、突然の雷光とともに大粒の雨が‼︎ というわけで、代わりに一昨年3月に箱根の山道で出会った時の富士山でお別れです。5日間お付き合いいただき、ありがとうございました。