〈けふも海へ閏の余暇の有り難し〉【久世樹】
今日の散歩スケッチ、《春はそこまで・・・》
いつもの海浜公園遊歩道のベンチで描いていたら、突然懐かしいエレキ・サウンドが耳に甦りました。帰ってYouTubeで確かめたら、The Shadows の“Spring is nearly here”(邦題『春がいっぱい』)、1966年の曲でした。
海岸へ降りる坂道の桜(河津桜?)はもう八分咲きでした。
松枯れ病で切り倒した樹齢100年の松を、輪切りにして並べて腰掛け代わりにしていました。3年が経ち、硬い皮が剥がれかけ、じわじわと朽ち始めているのを見て、その移ろい行く実像(すがた)を描き留めておこうと思い立ち、数日かけて写生しました。題して《枯松還土》。
もう一枚は、これまで繰り返し描いてきた《波の一生》。渚には、潮風に涙を乾かすひとの幻影(すがた)が・・・(『舟を編む』のみどりの残影?)
何も無い雨の日は、身の廻りの物たちでお絵描きのお稽古。
半世紀手に馴染んだ、湯呑。
晩酌の友、一合徳利。
半世紀手に馴染んだ、湯呑。
晩酌の友、一合徳利。
学生時代に宮崎から背負って帰った、埴輪。