くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

《春はそこまで・・・》

2024-02-28 15:48:00 | 作品
今日の散歩スケッチ、《春はそこまで・・・》

 いつもの海浜公園遊歩道のベンチで描いていたら、突然懐かしいエレキ・サウンドが耳に甦りました。帰ってYouTubeで確かめたら、The Shadows の“Spring is nearly here”(邦題『春がいっぱい』)、1966年の曲でした。

 海岸へ降りる坂道の桜(河津桜?)はもう八分咲きでした。







《すがた》2景

2024-02-23 12:08:00 | 作品
 松枯れ病で切り倒した樹齢100年の松を、輪切りにして並べて腰掛け代わりにしていました。3年が経ち、硬い皮が剥がれかけ、じわじわと朽ち始めているのを見て、その移ろい行く実像(すがた)を描き留めておこうと思い立ち、数日かけて写生しました。題して《枯松還土》。

 もう一枚は、これまで繰り返し描いてきた《波の一生》。渚には、潮風に涙を乾かすひとの幻影(すがた)が・・・(『舟を編む』のみどりの残影?)