〈赤と黄と甲乙付かず西瓜食う〉【久世樹】
先日、黄色い西瓜を愛でて描きましたが、今日、赤い西瓜を食べていたら、何だか恨めし気な目付きで種が睨むので、こちらも描いて、分け隔てなく美味しく頂きました。
《久世樹画帖》を始めて間もなく2か月。これまで色音痴でほとんど青と茶しか使えなかったのですが、身近な果物や野菜を写生するうちに、鮮やかな色の中に微妙な変化があることに気付き、徐々に赤や黄にも親しみが湧いてきました。これからも、何気ない身の回りの品々や自然から生きたインスピレーションを受け取れるよう、〈写生〉(drawing from nature)に励もうと思います。