くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

人物デッサンの稽古

2021-03-14 16:09:00 | 作品
今日は、鉛筆淡彩で人物デッサンの稽古、さらりと30分。

 ふと、「筆を〈とる〉」と言う言葉が気に掛かり、ネットをググルってみると・・・

〈取〉という漢字は小学3年生で習うそうで、意味は、
①「耳をきる」、「捕虜や捕獲した動物
  を数える為に、その耳をきる」
②「とる」、「自分のものにする」、
  「手に入れる」、「手にとる」
③「賛成する」
④「めとる(嫁を迎える)
とあり、目が点になりましました。

 別のサイトでは・・・
◇取
捕虜や敵の耳を戦功のしるしとして,しっかり手に持つこと。指を引き締めて手の中に握る。自分のものにする。
「取材」「取得」「取捨」「奪取」
◇採
手の先で木の芽をつまみとること。ある部分だけを選びとる。
「採集」「採用」「採決」「採録」
◇執
手かせをはめて罪人をとらえること。手にしっかり握る。仕事や職務をしっかり行う。
「執筆」「執行」「執務」「固執」「執念」
◇捕
対象に手をぴったりと当てること。とらえる。つかまる。
「逮捕」「捕縛」「捕手」「捕虜」
◇撮
指先にごく少量つまみとること。必要な部分だけをとる。
「撮影」

 いずれにしても、他者を殺めたり支配したりした人類の歴史が色濃く刻み込まれた言葉なのだと、思い知りました。

 これからは、「絵筆を〈採る〉」、写真は〈撮る〉にします。