くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

『孫枝』

2018-09-08 18:53:03 | 作品
ふた月振りの野外スケッチ例会で井ノ頭へ。

井の頭公園駅から集合場所に向かう途中で、今にも池に倒れ落ちそうな幹巻きの包帯も痛々しい老桜樹に出会い、迷わず今日のモデルに決めました。描きたかったのは、輝くような白雲の下で、満身創痍の幹からすっくと伸びた若い枝。よって、周りのあれこれは篩(ふるい)にかけて省略しました。

題して『孫枝(ひこえ)』。ぴったりの日本語が見つかりました。