@PAYASO

少しだけ更新再開してます(愚痴オンリー)

パソコン新調の話題のつもりでしたが。

2022年03月03日 | Life

全てではないけど、だいたいのNHK朝ドラを僕は見てます。
ま、母ちゃんが大好きで欠かさず見る人だったので、横浜に行く前のプー太郎時代と横浜から帰ってきてからの介護時代、そして現在のプー太郎時代はほぼほぼ見てます。今やってるカムカムエヴリバディもツッコミどころが満載ながらも楽しんで見てます。このドラマでは朝食の時間にNHKを見ながら食べてるってシーンが多々登場するのですが、テレビで「おしん」が流れたりなかなか面白いんですよね。で、先日、これは朝食のシーンではなかったのですが、テレビから流れてくる音声は「PL学園 vs 取手二高」の甲子園の決勝戦のシーン。昭和59年の夏ですね。
当時僕は小学生でした。もちろん低学年。野球には全く興味がなく、興味がないどころか親父と兄貴達がナイター中継(ある時まで巨人戦のみを全試合放送してましたね)と高校野球が大好きで見るもんだから、テレビが1台しかなかったことも手伝ってアニメが見れなくなるから、大嫌いな部類に入ってたかも。
そんなんだから、高校野球にも興味がなかったのです。しかし世の中は春夏合わせて3回の優勝を誇った上に清原くんと桑田くんっていうすっごい人がいたPL学園が大注目されてたわけです。僕は野球が嫌いでも同級生達には夏の甲子園に大注目してた人らもたくさんいたわけですね。夏休みが終わりに近付いて来た頃、友人達・・・この辺をしっかり覚えてないのですが、佐久間くんって友達は確実に一緒にいました。もう一人が半沢くんなのか、他の誰かだったのか怪しいです。多分、ほぼほぼ半沢くんです。僕と佐久間くんと、半沢くんとで遊んでいたのです。佐久間くんは当時、さくどんってニックネームで呼ばれていて、力持ちで心優しくていつもニコニコしててドッヂボールが上手な人でした。僕はさくどんが大好きだったなーってのを覚えてます。さくどんは外で遊ぶのが好きだったのだけど、その日は外に行きたがりませんでした。

さくどん:「もうちょっと待ってね。これ見てから」

PL学園と取手二高の決勝の日でした。

僕:「さくどんはどっちに勝って欲しいの?」

そう尋ねると、

さくどん:「もちろん取手だー!!」

って答えました。
世間的にPL学園を推す人が多かったのですが、逆に、強いPLを当時まだ優勝校が出ていなかった茨城県勢の取手二高が破ったらどんなにすごいことか・・・ってな感じで取手を応援する人たちも多かったんだよね。「もちろん取手だー!」って答えたさくどんの顔と声を今でもはっきり覚えています。
ドラマでは登場人物が、

「清原くんはまだ2年生なんでしょ。まだ来年もあるよ」

そう言ってました。結果はご存じの通り、延長10回で取手二高の勝利。なんかすげーことが起こった・・・野球に詳しくない僕はそんな風に思いました。で、桑田くんと清原くんの存在を知るのです。この2人はすごい、そしてその2人がいるPLを破った取手二高はなんかかっこいい。

でもどんなアニメや特撮でも主人公が1番好きだった僕は、清原くんと桑田くんには3年生になる翌年には勝って欲しいと強く思ったものです・・・

 

なーんか、とても懐かしくてワクワクするような僕の記憶の1つでした。

僕は特に野球好きになることはなかったけど(嫌いじゃないし、野球漫画の影響で野球部に入りたいって思ってことはあったかも)、この時の小学生をワクワクさせるだけの魅力があったよなーって思います。その後、入団のドタバタがあったけど彼らはずっと僕のヒーローの1人でした。

この時のこと、「取手二高がPL学園を破った」ってことを覚えている同級生はたくさんいますが、当時一緒にいた佐久間くんと半沢くん(多分)の2人はどちらも覚えていないでしょうね。僕はこういう記憶がたくさんあるんです。佐久間くんとはなんとなーく中学に入る少し前から疎遠になり、半沢くんとは大喧嘩をして(僕が悪いんだろうな)、小学校6年の3月半ば過ぎから口を聞いてません。あいつは気持ち悪いから嫌いって半沢くんは言ってたそうです。
小学校時代の良い記憶と嫌な記憶・・・どちらもしっかり持ってるわけですね。

人間は嫌な事を忘れるっていう防衛機制があるわけですが、僕の場合はそれが希薄です。

嫌な事も普通にしっかりと覚えているんです。ま、近年は老化が進み忘れてしまったことや、覚えてないってことが増えてきましたが。そんな記憶については全然良いことがない僕の中でも、あの時の佐久間くん・・・さくどんの嬉しそうな表情ってのは凄く良い記憶として覚えているうちの1つなんでしょうね。ドラマのワンシーンで久々に思い出して少し気分が良くなりました。

 

さてさて、タイトル回収なのですが、本当はこの思い出話が前置きで先日作ったパソコンについてがメインになる予定だったのですが、ついついこんなに長く書いてしまったので、パソコンについてはまた後日ってことで。

心理学を学んだからそう思うってわけではないのですが、僕にとっては記憶は厄介なものです。英単語や数学の公式は全く覚えられないのに、余計な事ばかり覚えているわけですから。そのせいで今でも苦しんでいることがあったりもするので、記憶は選択的にデリートできる方がいいのになーって思うんです。
しかし、その反面、落ち込んだり鬱っぽくなってる時にほっこりするような良い思い出もあるんだなーって。そんな話でした。僕は桑田さんが好きでしたし、清原さんにたくさんワクワクさせてもらったわけで、やはりスポーツのヒーローってのは偉大だなって思うのでした。