@PAYASO

少しだけ更新再開してます(愚痴オンリー)

少し考えてしまった、前回の「アイアムアヒーロー」

2009年10月25日 | I am a hero
 アイアムアヒーローってやはり話題になっているみたいです。

 もちろん、花沢健吾さんの漫画です。
 一部なのか、それとも違うのかわからないけど。


 
 少しずつではあるけど、物語が進んでいます。もちろん、スピリッツ誌上です。でも、多分、年内に単行本の第2巻がでるんじゃないでしょうか。ただ、このままだと「事件」の全容がある程度分かる程度にも届かない第2巻となりそうです。もちろん、事件の全容がわかってしまうと物語は終わりに近いのかもしれないですが。いやいや、どういう展開でこの物語を進めていくのか未だに想像できてないので、事件の全容程度ではクライマックスとはならないかもしれないですね。


 さてさて先週の回ですが、ちょっとばかりぐっときてしまうセリフがありました。それは三谷氏の言葉。


 「…しょ、正直さ今まで ずっと…生きづらかったんだ。

  …生まれて初めて…その
  生きてる感じがした。


  …君も同じだろ?」



 多分、現代の多くの人が感じている、或いは、感じたことがある感覚ではないだろうか。やりたいことがある、僕は夢に向かっている、僕は今これをしている・・・色々な言葉があるけど、ふとした時に感じる漠然とした感覚。でも、漠然としていて言葉にすることができない。あえて名づけるならば、「生きづらい」。

 夢がある人ない人、夢をかなえた人諦めた人、仕事がある人ない人、結婚している人していない人、そういうことに関わらずに漠然とふとしたときに感じるものかもしれない。もちろん、三谷氏のようにずっと感じ続けている人もいるよね。
 

 じゃ、その逆はどうなのか。

 「今、自分は生きている」


 こういう風に感じる瞬間はどうなのか。
 30を過ぎて僕が周囲を見てそう感じたのは、自分の子どもが生まれた時とかなのかな~って。もちろん、自分のことじゃないよw

 三谷氏の場合、「事件」が起きて世の中がぐっちゃぐちゃになり、そんな中で自分にできることがわかったことと、行動に起こせたこと、生き残れば何かが変わると思えたことで自分が生きている、自分の生きる道を見出せたんだろうね。


 世の中ってのはほんと嫌になるくらい事件が起こっているけど、世界が変わり果ててしまうような事件は起きない。戦争はあるけど。でも、人間って嫌だと思ってしまうのは、自分も含めて多くの人が三谷氏のように何かしら世の中がぐっちゃぐちゃになるような「事件」が起きないかと、「生きづらさ」を感じたときに思ってしまうことだ。
 もちろん、そんなことを口にすることはできないわけで、漫画の中で三谷氏のような人物がありきたりながらも、図星な発言をするとぐっときてしまうんだよね。やるせないよ・・・



 さてさて、スピリッツは明日発売ですが、英雄は次にどのような行動にでるのかほんとうに楽しみです。もしかするとその行動、選択いかんで物語が少し見えてくるかもしれません。