ちるちる奮闘記

子宮体がん(G1 1a期)、不妊治療(PCOS)、流産(頸管無力症・胎盤ポリープ)から妊娠・出産。2児育児中。

黄体ホルモン療法(2)結果

2008-06-30 | 子宮体がん治療(黄体ホルモン療法)
6ヶ月間、前回と合わせると合計11ヶ月、ヒスロンH200mgを1日2錠服用しました。
前回の組織検査の結果にもかかわらず、がん細胞は残っていました。

・MRI(結果:子宮病変を指摘できない)
・子宮内膜全面掻爬(結果:G1)

前回の組織検査やMRIでは、子宮体がんであることを指摘できないところまできましたが、最後の子宮内膜掻爬の結果で、わずかに子宮体がんを疑う細胞が見られたということでした。

1年近く服用しても消えませんでした。
お医者様「1年間服用すれば、8割くらいの人が消えます。1年飲んでも消えない人がさらに飲み続けても、消えた人は当病院ではいない。全国的に見ても1割いかないだろう、可能性としてはきわめて低い。手術を強くお勧めします。」

やはり、私には手術しかないのか、主人の子供を産むことはできないのか、と思ううちに、その場で倒れてしまいました。

少しベッドで休ませてもらっているうちに、どうしてもあきらめられない気持ちになり、本当に最後のチャンスとして、もう半年服用させてもらえるようにお願いしようと決めました。

再度診察になり、そのことをお願いすると、いつも患者の気持ちをよく聞いてくださる先生なのですが、すぐには、うんとは言っていただけず、答えに詰まっているような感じでした。

お医者様「通常であれば、もう手術をする段階です。延長しても消える可能性は低く、進行する可能性が高まります。その危険を承知の上で再開しますか?」
私「この半年の延長で消えなかった場合は、手術を考えます。どうかもう半年服用させてください。」
お医者様「この治療は、危険と常に隣り合わせです。いざ進行した場合は、ご本人が責任を取ることになりますが、よろしいですか?」
私「よろしくお願いします。」

もう半年、延長することになり、最後のチャンスとなりました。



黄体ホルモン療法(2)途中経過

2008-06-29 | 子宮体がん治療(黄体ホルモン療法)
ホルモン療法(2)の服用開始から3ヶ月後に、組織検査を受けました。
そして、なんとその結果、がん細胞が初めて見つかりませんでした。

私は、自分の予感(1年で子宮体がん克服)が当たったような気がして、また、初めてがん細胞が出なかったのでとてもうれしくて、この治療で初めて希望が持てたような気持ちになっていました。

しかし、その結果を聞いたときの超音波で、血液が滞留していて、一部モヤモヤが見え、それががん細胞だろうと言われました。
お医者様の反応も、とても楽観視できない、といった感じでした。

その時点で、残る服用期間はたった2ヶ月。
前回の検査結果で弾みをつけたいと思っていた私には、とてもショックなことでした。

2ヶ月では消えないかもしれない。
そのときには、私はどうしたらいいのだろう。
先のことを考えると、足下から崩れていくようでした。

インターネットで、病気のことを調べていましたが、若年性の子宮体がんで、黄体ホルモン療法を受けていて、しかも、治療期間が長引いている例、そこから治療を無事終えた例は、断片的にしか見つけることができませんでした。
まだまだ、この手に関する情報は少ないですよね。






黄体ホルモン療法(2)

2008-06-28 | 子宮体がん治療(黄体ホルモン療法)
ホルモン療法(1)で、がん細胞が消えなかったので、もう半年ヒスロンを服用することになりました。

他のところでは、半年の服用が限界(危険と隣り合わせのため)と言われているところが多いようですが、私の通っていた病院は、患者の意向に沿ってホルモン療法を延長してくれていました。(私以外にも1年間服用した方が、以前に何人かいたそうです)

医者「1年間服用すれば、8割くらいの方が消えます。がん細胞が減ってきているし、いけるかもしれませんね。ただ、がんが進行したり、転移したりする可能性があります。」
私「危険は覚悟の上です。ぜひ、もう半年続けさせてください。」

がん細胞がとても多かったところが、だいぶ減ってきていたので、いけるかもしれない、という思いがありました。
また、ホルモン療法を始めた当初から、半年では消えない気がしていて、1年間服用すれば消えるんじゃないかなという漠然とした確信のようなものもありました。(全く根拠はないんですけど。)

今度はヒスロンH200mgを一日2錠、6ヶ月服用しました。
前回は5ヶ月で、今回は6ヶ月と微妙に違っていますが、そのへんはお医者様は特に気にしていなかったようです。

服用開始から3ヶ月後に組織検査
服用開始から6ヶ月後に子宮内膜全面掻爬とMRI
をしました。

副作用は前回と同じでした。
新しく見られたのは体毛の濃さの変化でした。
前回もちょっと濃くなったなぁくらいはあったのかもしれません。
今回は、わき毛がなくなるくらいツルツルになったときもあれば(夏だったので楽でした)、足の毛が異常に濃くなってしまって、男性化してる?!って思うこともありました。
あれは、なんだったのでしょう。
未だに、足の毛は濃いままで、困ってるんですけど。


この間にも実にいろいろなことがありました。



参考の一例として見ていただければ・・・

2008-06-27 | Weblog
毎日、何人かの方にこのブログを見に来ていただいているようで、ありがとうございます
つたない文章と内容ですが、みなさんに読んでいただいているかと思うと、はりあいが出ます

私がこのブログで書き連ねている内容は、「こういう人もいるんだなぁ」というぐらいに見ていただければ幸いです。

過去の治療記録や結果については、メモや記録を見直しながら、なるべく正確に書くようにしていますが、あいまいなところもあります。
確か先生こう言っていた気がする、なんてところもありますし、私の理解不足や誤解しているところもあるかと思います。

ですので、同じような治療を受けておられる方の参考にしていただきたいと思って書いているのですが、本当に参考程度にしていただき、大事なところは、主治医の先生によく確認して下さい。

また、同じような病状、治療を受けている方でも、考え方、受け止め方は人それぞれなのだと思います。
私の考えに共感していただける部分もあれば、ちょっとちがうなぁとか、嫌な気持ちになる部分もあるかもしれません。
その点はご了承の上、お読みいただければと思います。

同じような境遇の方と情報交換をしていきたいと思っていますので、どうぞ今後もよろしくお願いします

黄体ホルモン療法の副作用

2008-06-26 | 子宮体がん治療(黄体ホルモン療法)
ホルモン療法では、最初、ヒスロンH200mgを一日2錠飲んでいました。
一日に400mg服用していたことになります。

治療期間や人によって、600mgであったり、800mgであったりします。
私もホルモン療法(3)から600mgに増量しました。

一般に、ヒスロンH200mgは副作用が強いようですが、私の場合は、日常生活に支障が出るほどではありませんでした。

・37度の高温期が続く
 (熱っぽいという感覚はありませんでしたが、基礎体温をつけると、飲み始めると上がり、飲み終えると下がるというふうに、服用を実感できるものでした。)

・不正出血がある
 (ない方もいるようですが、私の場合、前回の子宮内膜全面掻爬からおよそ40日前後から、次の子宮内膜全面掻爬まで、本当にダラダラと続いていました。
お医者様は「量が増えたら言って下さい」という感じで、あまり気にとめていないようでしたが、私はとっても、気になっていました。ちょっと匂いもありました。)

・子宮内の血液の滞留
 (上の不正出血とともに、よく超音波で指摘されたものです。これはない方が多いようですが、私はずっと見られ、お医者様から「モヤモヤしたものが見える。古い血液がたまっていて、それで不正出血するのかもしれない。」と言われていました。)

・血栓
 (ヒスロンで怖い副作用と言えば、血栓ができやすくなることです。青あざができやすかったように思いますが、お医者様に言っても、血液検査が問題なかったので、それほど気にとめていらっしゃらなかったように思います。)

・体重増加
 (このことに悩む方が多いようですが、私は何とか押さえることができました。ヒスロンを飲み始めたときに、確かに、ぐっと体重が増えました。そこで、私は食事量を抑えて、野菜多めに切り替えました。私の場合は、何とかそれで体重増加を抑えることができました。)

便秘や精神的に不安定になったり、落ち込んだりすることもありましたが、ずっと続くものではなく、どこまで、薬の影響か分からなかったので、私の場合は、上で取り上げたものが、副作用の中心です。

いろいろな方の経験を見ると、人によって、副作用の表れ方は違うようです。
自分の身体と向き合って、つきあい方を探っていくことも、この治療法の場合は必要かもしれません。

ブログを見に来て下さってありがとうございます。

にほんブログ村 病気ブログ 子宮がんへにほんブログ村 マタニティーブログ 子宮・卵巣の病気から妊娠へにほんブログ村 子育てブログ 子宮・卵巣の病気から出産、育児へ