ちるちる奮闘記

子宮体がん(G1 1a期)、不妊治療(PCOS)、流産(頸管無力症・胎盤ポリープ)から妊娠・出産。2児育児中。

どのピルを選ぶか

2008-09-29 | ピルで内膜を整える治療

また、過去のことも振り返って書き足していきます。
時系列に記事が並んでいません。
見にくい場合はカテゴリーに記事を分けてありますので、そこをクリックしてそれぞれのカテゴリーごとに読んで下さい。


私の場合、子宮体がん治療から不妊治療に入る前に、6ヶ月ピルで子宮内膜を整えました。
ピル服用のねらいは、黄体ホルモン療法で薄くなった内膜を整えることです。

しかし、多嚢胞性卵巣の場合には、もう一つ大事なねらいがあります。

それは排卵周期を整えることです。

多嚢胞性卵巣の場合、排卵周期を整えるためには、ヒスロンでは意味がないと言われました。
不妊治療の先生から言われました。
プラノバールのように、黄体ホルモンだけでなく卵胞ホルモンも入っているものでなくては、排卵を整えることはできないそうです。
そして、よい排卵ができたかどうか、高温期がしっかりあったかどうかが、2ヶ月先までの卵子の質に影響を与えるということも分かりました。
つまり、今回の生理がホルモンバランスの乱れや治療の影響でよくない生理だと2ヶ月先の排卵までよい卵子は期待できないのだそうです。
私は、プラノバールよりヒスロンの方が子宮体がんに影響しないと言われて、ヒスロンを飲んでいましたが、それでは多嚢胞性卵巣が少しも改善していなかったのです。

思い返してみると、プラノバール服用中には、頸管粘液と思われるものが出ました。
頸管粘液とは、排卵時期に出る、透明な卵白のようなよく伸びるゴムのようなおりものです。
ヒスロン服用中には出ませんでした。

おかげで不妊治療に入ってから、排卵するまで苦労しました。
だから、今度不妊治療に入る前にはプラノバールを服用したいと思っています。
子宮体がんについても、卵胞ホルモンの単独投与でなければ、それほど影響ないのではないかと言われています。

重要なことは、その時期に何を最優先するかだと思います。


ピル服用中の生理

2008-09-18 | ピルで内膜を整える治療
今のことはまだうまく言葉にできないことが多いので、昔の続きを振り返りながら、自分を見つめ直していこうと思います。

子宮体がんの黄体ホルモン療法を1年半受けた後、ヒスロン5mgを3ヶ月、プラノバール1ヶ月、ヒスロン2ヶ月の順に、計6ヶ月飲みました。
その間、3ヶ月ごとに、組織検査をしました。
6ヶ月服用しても、わずかに異型細胞が残っていましたが、それでもよいということでした。
私のようにガン細胞が出て、なかなか消えなかった場合、きれいに異型細胞もなくなるということは難しいそうです。

生理は、毎回薬を飲み終えて2日後には来ていましたが、量は徐々に少なくなっていったような気がします。
高温期がきれいに出ないときもありましたが、それでもよいと言われました。


私は病気になって、自分が今まで生理だと思っていたものに、確信が持てなくなり、何が普通なのかよく分からないという思いもありました。
ただ、ピルを飲んだ後の生理は、2日目が量が多く、だいたい3日目をすぎると軽くなるという、知識通りのもので、おりものも量が減り、普通とはこういうこと??と思ったこともあります。


ピルによる治療結果

2008-07-12 | ピルで内膜を整える治療
半年のピル服用中、3ヶ月ごとに組織検査をしました。
3ヶ月服用後、6ヶ月服用後どちらもわずかに異型細胞が出ました。

A先生は、
「これではとても不妊治療には入れない。それどころか再発の可能性があるから手術しなかない。」
セカンドオピニオン(3)のB先生は
「これくらいの異型細胞なら問題ありません。一度、子宮体がんになった方はどうしても異型細胞が出やすい。全くきれいになって不妊治療に入れることはそうそうない。」

という感じで意見が分かれていました。
あまりにも違う意見なので、私も悩みました。
家族は、私の命優先であれば、無理して不妊治療に行く必要はないと思っている部分がありました。
でも、ここで不妊治療に踏み切らなければ、何のための2年間に及ぶ苦しい闘いだったのか・・・。
B先生が大丈夫と言ってくださるのなら、その言葉にかけてみよう。
そう思いました。

不妊治療先は、自宅から通いやすいA先生のところをずっと考えていたのですが、A先生が私が妊娠できるかどうかについて、かなり可能性が低いと考えていることを思うと、体を預けて、お願いします!という感じには思えませんでした。

B先生に言われました。
「不妊治療、子宮体がんの治療、それぞれに信頼できる医師を決めたほうがいいのではないでしょうか?どちらも高い専門性と経験でやれる医師はいないと思いますし、またその程度の能力と経験で太刀打ちできる状態ではないと思います。」

そこで、不妊治療についても、全国で指折りの先生のところで診ていただくことになりました。


ピルによる治療開始

2008-07-11 | ピルで内膜を整える治療
黄体ホルモン療法後、半年間、ピルを用いた治療を受けました。
その理由は、黄体ホルモン療法直後だと子宮内膜がとても薄く、不妊治療を受けても着床が難しいためでした。

最初の1ヶ月はB先生のところで処方してもらい、プラノバールを飲みました。これは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのどちらも入った中容量ピルです。
その後、ヒスロンH5mgを3ヶ月、プラノバール1ヶ月、ヒスロンH5mgを1ヶ月飲みました。
ヒスロンH5mgは黄体ホルモンの入った低容量のピルです。

なぜ、こんなヒスロンとプラノバールと混ざった飲み方をしたかと言うと、処方してもらった先生がちがうからです。
プラノバールはB先生、ヒスロンH5mgはA先生に処方してもらいました。
先生方の薬に対するとらえ方の違いから処方が分かれました。

プラノバールの理由(B先生)
 生理周期を整えて、内膜を厚くし、排卵周期を整えるには、どちらのホルモンも入ったピルが有効である。エストロゲン(卵胞ホルモン)の単独投与でなければ、子宮体がんへの影響はそれほどないと考える。この時期は生理周期を整えることに力点を置かなければならない。

ヒスロンH5mgの理由(A先生)
 エストロゲンの入ったピルは、子宮体がん患者には使うべきではない。生理周期をととのえるのであれば、ヒスロンH5mgの方が安全である。


私自身、エストロゲンの入ったピルを飲むのは、少しこわいなぁという気持ちと、どちらのピルでも効果が変わらないのであれば、安全な方を飲みたいという気持ちがありました。

3ヶ月ごとに組織検査をしました。
その結果わずかに異型細胞が出ました。

ブログを見に来て下さってありがとうございます。

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