大学生の時、
「美術鑑賞」という授業がありました。
一年間、美術館やギャラリーを巡り
現代の美術の動向について考える内容です。
最終的に数本の展覧会をピックアップしてレポートを提出する授業でした。
当時は1980年代後半
この授業を受講していたのはたぶん1989年。
インスタレーションの形式をとった作品が多かった時代です。
ジャンルや技法にとらわれない表現が私の心を捉えました。
この時期は、毎日、京阪神のアートシーンを見続けました。
廻った数は一年間で200は軽く超えていたと思います。
その中で最終的にレポートで採り上げた作家は
三嶽伊紗(みたけ いさ)さん。
三嶽さんの作品を文章で説明するのは困難で
どうやって作品の魅力を伝えるかに悩んだ記憶があります。
その魅力とは人の無意識の感覚を揺さぶる魅力と言うのでしょうか。
未だに上手く説明できません。
今も憧れの作家さんとして
展覧会を楽しみにしています。
ちょうど現在、三嶽さんの個展が開催されています。
「微分する眼」
会期は3月27日まで。
会場はギャラリーヤマグチクンストバウ
私は初日のレセプションに伺い、ご本人とも少しお話できました!
以前、大学の仕事でご一緒した事もあり
私を「ヨシエちゃん」と気さくに呼んで下さいますが
自分にとっては今でも憧れの人。
話す時は微妙に緊張します。
レセプションには
学生時代に憧れていた世代の作家さんが続々と登場。
ドキドキ・・・。ソワソワ・・・。
初々しい気分が甦りました。
Yoshie
*********
2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!
■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)