徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

デザイン石けん作り

2009-11-25 | 石けんに関するお話


今回はデザイン石けんを作りました。
色生地をあらかじめ用意。
クリスマスプレゼント用として作るため
気合いが入っています!



これらの色は下記の材料を用いて色生地を作っています。

黄色:レッドパームオイル
桃色:ピンククレイ
緑色:クロレラ
茶色:ココア

今回は
効能というより
ビジュアル重視の石けん作りです!



当日は白色のオリーブオイルをメインとした
石けんを作って色生地と組み合わせます。



私が用意していたハートや花の切り抜き型の他、
参加者の方が持参された天使の型も使用しました。

とても凝ったデザインに取り組んだため
複雑な作業となり、あっぷあっぷ・・・。



記録写真を撮影するどころではなく、
これ以降の作業の写真がありません。
ザンネン



後日、完成したら、この日の成果をご報告します!

Yoshie


寒雨の動物園

2009-11-20 | 写真に関するお話


今週は急に寒くなりましたね。
なかでも
火曜日は最も寒く、終日、雨でした。



このあいにくな天候の日に限って
年に一度の学外撮影日。
行き先は王子動物園です。
17人の学生を引き連れて入園。



こんな雨の日に来園するのは
私達だけだろうと思っていたら
小学生の遠足に出会いました。
色とりどりの傘やカッパがカワイイ。


***

動物園での授業は
動物を撮影する事が目的ではなく、
非日常空間で
テーマを設定する事が学習ポイントです。

まず
動物園という空間を認識することから。
各自、動物園を一周して、テーマを考えます。
・・・とは言っても、
寒くて、
寒くて、
傘をさしながらの撮影もたいへんです。

カメラを持つ手が寒さで痛いと訴える学生が
気の毒に思えました。

実は、“ワタシは雨女”なんですね。



私も園内をウロウロしながら、観察&撮影しました。



雨で観客が少なくとも、
動物にとっては仕事日です。

写真のゾウさん、
雨を避けるために屋内に入りたそうでしたが
出入口は開くことなく、
寒雨の中、耐えていました。
ゾウは暑い気候の動物ですから、
さぞかし辛いのでしょう。



こちらはチンパンジー。
寒くて縮こまっているようです。



写真を撮っていると視線が合いました。



水中で暮らす動物にとっては雨は関係ないですね。
普段通りに気持ち良い表情をしながら
ゆったりと泳ぐアシカ。

***

正午過ぎには、ますます気温が低くなり、
吐く息も白い状態。

その寒さはあまりに辛く、
熱帯動物の飼育館へ非難する事に。
夜行性動物や爬虫類が居る室内は、
30度弱の室温。
冷えた体を温めること1時間。
この種の動物を、
じっくり観察した事がなかったので
いろいろと発見があって楽しかったです。

なかでも最も印象に残ったのが
コモンマーモセット



悟りを開いた長老のような表情で
私が逆に観察されているような感覚に陥りました。



Yoshie


心ときめく風景

2009-11-14 | 日常生活のお話


心ときめく風景に出会いました!

それは






“アメ細工”

作っているのは着物姿のお姉さん。

店頭に並んでいる見本のアメには
“ゆるキャラ”テイストの小動物が多くありました。



とても人気なのか
午後2時には材料がなくなったようで
受付終了。



ガールスカウトの女の子たちが周りを囲み
アメ細工の作業に魅入っていました。

私もこどもの頃、
長時間、魅入っていました。

アメの種を練っているかと思うと、
頭ができて、手足が伸びて、
小筆でちょこちょっこと色付けされると完成。
まるでマジックショーを見ているようでした。
完成した時には毎回拍手をしていた事を憶えています。

当時は
男の子用には、怪獣。
女の子用には、ウサギと鶴が定番。
・・・なのに、
私はハムスターをリクエストしたら
モグラみたいになって
がっくりした事も思い出しました。




“ふっふ・・・!”

心の奥底に眠っていた
こどもの頃の感覚が甦った一日でした。

Yoshie



お伊勢参り

2009-11-03 | 日常生活のお話


秋の遠足に同行しました。

行き先は
“お伊勢さん”

“お伊勢さん”・・・なんて親近感のある呼び方だろうとあらためて思いました。

私にとっては小学校の修学旅行以来のお伊勢参り。
延々と砂利道を歩いたという記憶があるだけです。

伊勢神宮は
豊受大神宮(外宮)と皇大神宮(内宮)を中心として成り立っていますが、
今回の遠足は、時間の都合上、内宮のみの訪問。



内宮へ繋がる宇治橋。
現在、平成25年に式年遷宮がおこなわれるため
橋の建て替え中でした。



まるで、クリスト作品のようです。



神に仕える色は「白」とのこと。
橋は完成までは白の衣に包まれています。
そこでは作業をする人も白装束です。

日常世界から逸脱する空気を神宮に立ち入る前から感じました。



能舞台は緑の衣に包まれ、またもやクリスト作品状態に。



この先が御正宮(ごしょうぐう)。

1300年前から20年に一度、建て替えをおこない
神様を新しい社殿に遷すお祭りが式年遷宮。
永遠に若々しいことを意味する「常若」という思想があるそうです。
次回で62回目の建て替え。
内宮の社殿を建て替えるだけでなく、
外宮や別宮、先に紹介した橋、神々に奉るものすべてが
太古から伝わる様式のまま、一新されます。

御正宮の敷地は東西に2箇所あり
常にどちらかの敷地は、次の社殿の空間として囲まれています。



平成25年に神様を新しくお迎えするための敷地です。
現在は更地との事。
内側の空間がどのように存在するのか気になり
囲いの隙間から覗いてみました。



広い敷地にポツンと祠が存在するのみでした。

常に若い状態を維持し
エネルギーの頂点を継続し続ける伊勢神宮。

朽ちる美学を寄せ付けない
神々しさを感じました。




神宮を出てすぐに存在するのが



お土産屋さんがひしめく“おはらい町通り(旧参宮街道)”です。



昼食に食べた伊勢うどん。
麺は太いが、コシがない。
讃岐うどんが好きな人には物足りなく感じたようですが
大阪うどんが好きな私はおいしくいただきました。



Takayukiは
牛串屋さんに吸い寄せられように近づき
なんと
極上松阪牛の牛串を注文!



ひとかけらの値段が頭をよぎりながら
おそるおそる食べました。

塩とコショウの味付けに炭の香りがからみ、
確かに極上の味がしました!

今回のお伊勢参りは
極上松阪牛が忘れられない思い出となりました。




いえいえ、やはり、常若思想との出会いです。


Yoshie