徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

備忘録:2018年春の東京滞在メモ

2018-03-23 | 美術に関するお話


今月上旬、東京に5日間滞在していました。
諸々の用事を兼ねた1年半ぶりの東京です。

滞在中は時間のある限り美術鑑賞に励みました。
今回はいつも訪れる美術館やギャラリーではなく
初めての場所となる展示を主に廻りました。

今回の美術鑑賞で最も収穫があったのはコチラ



「版画の景色」展。

1974年に設立された現代版画センターの
10年にわたる活動の軌跡をたどる内容です。
作品展示だけでなく
関係資料展示が充実していました。
資料から読み取れる昭和50年代のこの活動は
今現在も同様の問題を含み
いろいろと考えさせられました。
(恩師の若き姿が映っている記録映像にも感動。)



ちなみに会場は埼玉県立近代美術館。
初めての訪問です。
日本中の美術館を巡りつくそうとする生涯目標を1つクリアできました。



もう一つ、クリアできた美術館がコチラ
三菱一号館美術館



建築好きとしては
2010年の開館時から建物をじっくり見たいと思っていました。

東京庭園美術館や原美術館と同様に
歴史ある建築物の中で
どのような展示がなされるのか
場と作品の関係作りに興味津々。

しかし
会場は順路がしっかり決まっており
後戻りしにくい会場構成のため
よくわからないうちに出口を出てしまいました。
ザンネン



三菱一号館美術館へ行く際
30年ぶりくらい?に
東京駅の丸の内南口を経由しました。
そこで海外からの観光客に交じって天井を撮影。



大阪駅にはない風格に圧倒されました。
その際、
昨年に旅した極東ロシア・ハバロフスクの駅と
同質の風格であることを思い出しました。

ハバロフスク駅です。




その他、初めての場所としては・・・
写真関係者には有名な
写真集食堂「めぐたま」へ行きました。



既に口コミで知ってはいたものの
写真集に囲まれた食堂で、レアな写真集も多く
楽しすぎる場所だと興奮。



3時頃に到着したためランチメニューはなく
唯一のご飯ものとして
お勧めいただいたのが猫まんま。
美味しかったです。



お店を出る際
店主のときたまさんに
「ご協力ありがとうございました。」

お声掛けいただだいた言葉が印象に残りました。



今回の東京行は車で移動しました。
帰りの道中、サービスエリアにて富士山を撮影。



薄っすらと山頂を見る事が出来ました。
どのような姿でも
日本一の山という貫禄と美しさを感じます。

*



最後の美術鑑賞として豊田市立美術館に寄りました。
この美術館は5回目くらいの訪問かな?



以上です。
自分のための備忘録として記しました。


記:徳永好恵




【 受講受付中 】
徳永写真美術研究所は開設して10年が経ちました。
11年目となる2018年度の講座カリキュラムはコチラ

http://www.tokunaga-photo.com/class-2

徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 

 


個展開催のご案内 - Borrowed Scenery -

2018-03-08 | 制作活動のお話


個展開催のご案内




徳永好恵写真展
 - Borrowed Scenery -

2018年3月17日(土)ー25日(日)
10:00-17:00
火・水休廊
会場:ギャラリー猫亀屋

場所は大阪府泉南郡岬町
みさき公園近所です。
土日在廊予定
会期中の祝日・21日は定休日のため休廊
ご注意ください。

24日は会場奥のスペースで
オリーブ石けん作りも開催します。(要予約)

詳細は下のページでご確認ください。
http://www.nekogameya.com/cn22/pg312.html


下に展示内容について記します。



借景の意味で展覧会名を
- Borrowed Scenery -としました。
今回は4つの要素を借景とした展示をおこないます。

江戸時代からの借景がふたつ
1900年代前半、戦中からの借景
私が生まれ育った時代・街からの借景

4つを借景として新たな景を提示します。



制作にあたっては

ライティングを施した物撮りで
ガラスの写り込みの対処に悩むことも・・・。



デジカメでの撮影だけでなく
シートフィルムでの撮影や
暗室でのフォトグラム制作もあります。



更には油絵も・・・



写真展としながらも
適宜、様々な技法を織り交ぜた作品を発表します。

以上、ご案内まで。

記:徳永好恵




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徳永写真美術研究所は開設して10年が経ちました。
11年目となる2018年度の講座カリキュラムはコチラ

http://www.tokunaga-photo.com/class-2

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