徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

この夏に取り組んだ実験、密かに展示

2011-10-25 | 制作活動のお話


今年の夏は
数年来、温めていた制作プランの実験をおこないました。

そのプランとは・・・
太陽の光と熱を同時に扱う取り組みです。



技法はサイアノタイプ。

子供の頃
虫メガネで紙を燃やした記憶の通り
よく燃えました。
現在
この実験の作品化を思案中。
来年の個展に披露できるよう準備を進めています。
しかし
まだ実験段階ながらも
先日
試作を発表させていただく機会がありました。



私の作品は写真手前の展示物です。



細部は・・・



太陽の光で青色に
そして
太陽の熱で燃やしています。


諸用が重なった時期の展示だったため
ご案内ができず
事後報告となりました事、失礼しました。



<近況メモ>

昨日
自然観察の会に参加しました。
行き先は山辺の道。
道すがら
ザクロ、カラスウリ、みかん、柿・・・と
鮮やかな秋色を観る事ができました。
この日の観察会で最も私の心を捉えたのは
抽象絵画として成立しそうな柿の葉。



美しすぎます。

Yoshie

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品展示の報告と纏わる記憶

2011-10-19 | 制作活動のお話


現在
京都造形芸術大学内にて
自作をちょこっと展示しています。



鈴鹿芳康先生による授業の成果を披露する展示に
賛助出品という形で参加させていただきました。



人体投影図の作品が鈴鹿作品です。
数ある鈴鹿作品の中で私が最も好きなシリーズ。

私の作品は階段を下りた正面の壁にあります。



タイトルは「Photo Graph(光の図)」
Photograph(写真)の語源を考える取り組みです。
カーテンに投影された窓際の図像を写しています。



こちら2作も賛助出品作。
いずれも故人の作品です。
左:山口通恵作「月のしずく」 右:深越久代作「VIDEO DRUG」



深越さんは4年前に亡くなった1学年下の後輩。
今回は作品の一部だけの展示ですが
本来は展示壁面をテレビで覆い尽くすインスタレーション作品です。
無音のギャラリー空間に爆音が共鳴するかのような
パワー溢れる素晴らしい作品でした。
(上の図版はアメリカでの個展の案内状)




こちらは洋画コースに在籍している学生さんの作品です。
140cm巾の綿布に歪む街並みを焼き付けた取り組み。
作者の心意気が伝わります。
大きいコトは良いコトだと
体当たりで制作をしていた学生時代を思い出しました。



展示場所は京都造形芸術大学内にある
ギャラリーオーブの前の階段スペースです。
10月30日まで。

大学に来られる事がありましたら
お立ち寄り下さいませ。



<近況メモ>



昨日は学校のお仕事日でした。
授業内容は学外撮影。
すがすがしい秋の光を記録しようと
私も撮影に熱中しました。

Yoshie

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石けん教室*リクエストを受け再開

2011-10-05 | 石けんに関するお話

 
8月末
「石けんの手作りに興味があり・・・」
というメールが届きました。
送り主は知人ではなく
1年以上も放置していた
私の趣味、石けん作りのウェブページからの
お問い合わせでした。

以前
徳永写真美術研究所のスペースで
講座のない週末に
石けん教室を開催していたのですが
数年前から
講座数を増やしたため開催を見合わせました。

私自身の頭からも教室の存在は
すっかり消え去り・・・

そんな状況の中での問い合わせは
驚きと共にとても嬉しく
「では、ご一緒に!」

返答しました。





昔、私の教室に通っていた方も加わり
石けん教室を再開。



初回は
プレーンな石けん作りから始めますが
味気がないので一工夫加えました。



オリーブオイル
ココナツオイル
パームオイル

ブレンドした石けん生地に
ピンク色の石けんチップを混ぜ込み
ケーキ風に仕上げました。

凝固後にカットすると
ラズベリーが入った
パウンドケーキのように見えるはずです。
たぶん。



作業中の雑談で
今回のメンバーでの教室は
デザイン重視の
カワイイ石けん作りを目指そうと思いました。



次回は10月15日16:30より2時間の教室です。



オリーブオイルをベースにレッドパームオイルを加え
オレンジ色のカロチン石けんを作ります。

興味のある方、ご一緒しませんか。

詳細はコチラ

Yoshie

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TIPAメンバーの活動案内

2011-10-01 | 展覧会案内

10月です。
季節が移行しました。
昨日、郵便局に行く道すがら
白い彼岸花をたくさん見ました。
どうやら
自宅付近は赤色ではなく
白色の彼岸花が自生しているようです。



彼岸花というと・・・
衝撃的な思い出があります。
ドミトリーで生活していた学生の頃
ドイツ人のカタリーナが
情熱的な花を見つけたと言って
巨大な彼岸花のブーケを作り
共同スペースに飾った事がありました。
白壁に力強く赤色が反射するほどの
大きな彼岸花のブーケにびっくり仰天。
彼岸花を家に持ち帰ると
火事になるという迷信がありますが
本当に室内が燃えているような光景でした。
その後、毎年、彼岸花を見る度に
このエピソードを思い出します。



前置きはここまで。
以下
本題です。



徳永写真美術研究所(TIPA)に関係するメンバーの
活動のご案内を致します。

昨年1年を通してTIPAの写真講座で学んでいた方は
今年は本格的に作品制作に取り組まれています。



現在、あるポートフォリオレビューに参加する事を
一つの区切りとして精力的に暗室作業に励む日々です。



それから
10月はメンバーの方の作品発表が2件あります。



“ gruppo luce , la terza mostra ”
グルッポ・ルーチェ第3回合同展
2011年10月10日-16日
会場:同時代ギャラリー
出品者
青木隆幸 / 今村えみこ / オカダミツヨ / かわたなおこ / 熊谷隆 / 杉浦義紹 / 星野倫

大学の同期卒業のグループによる
卒業3年目、3回目となる写真展です。
毎年、全員が出品を続ける事ができるというのは素晴らしい・・・。
今年はどのような展示が見れるのでしょうか。
楽しみです。





吉田俊雄写真展
「敦賀・池河内」
2011年10月14日-20日
会場:富士フィルムフォトサロン/大阪


クリックすると写真集の詳細ページに移ります。 

昨年の秋に展覧会名と同名の写真集を出版されました。
既に写真集では拝見していますが
今回の個展では直に
作品の魅力を感じたいと思います。



ご都合がよろしければ
ぜひ
両展覧会にお出かけ下さい。

Yoshie


<お知らせ>

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