徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

4月を振り返る

2010-04-28 | 日常生活のお話


昨日で今月の仕事が終りました。

TIPA写真塾をはじめ、学校関係で授業を担当する私にとって
4月は一年間の仕事をイメージする大切な月です。
そのため、少々疲れがたまりやすい時期でもあります。

今日はお昼前に起床。
窓から快晴の風景が見えました。



窓を開けると
新緑の香りが漂い、思わず深呼吸。
気持ちの良い気候に体がほぐれました。



明日からゴールデンウィークが始まります。
いつも、この時期は休暇をとりながらも
仕事について考えます。
各クラスの様子にあわせて
予定しているカリキュラムに微調整を加えるなど
あれこれと考える時期です。



自分の制作活動については
具体的な目標が見えているので
早く実現していきたいと思っています。
近い予定は
7~8月にポーランドで作品展があり
来月中に作品を送る事になっています。
早く仕上げなければ!





美しいコンポジション。
トイレの小窓から差し込む陽射です。
先ほど撮影しました。

Yoshie

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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“見えない壁”を確かめる

2010-04-25 | 日常生活のお話


先日、記憶を辿る旅をしました。

行き先は神戸にある某山。
親戚の家があった山です。
三十数年ぶりに訪れました。



私は幼少期
この付近を不思議に感じていました。

その理由は“見えない壁”の存在。
壁の内と外では異なる空気が流れていました。

今もその壁があるのかを
確かめる事が旅の目的です。





親戚の家から十数メートル山を登った場所。



“見えない壁”は
オレンジラインとなって存在していました。





付近一帯にラインが点在しています。

その存在は





外国人居住地帯につき
立ち入り禁止という意味です。

しかし、当時、子供の私には、その意味が理解できず
この地帯へ頻繁に遊びにいっていました。







“見えない壁”の向こうは「外国」。
西洋人を宇宙人のように見ていた事も思い出しました。



この部分が継ぎ目となり別世界に移行する・・・



不思議なポイントです。

Yoshie


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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イメージを膨らます・・・足跡編

2010-04-23 | 日常生活のお話


私の散歩は郵便局を往復する約1キロの行程です。

これまでに何度か散歩道での出来事を紹介してきましたが
今日もその流れで記します。



急に寒さがぶり返した日
軽装で家を出た事を後悔しながら
早足で郵便局に向かう途中、
水路に何かの痕跡があることに気が付きました。

その痕跡は数十メートル続き
エンドレスに伸びる模様のようでした。

遠目にトラクター等のタイヤの跡かと思いましたが
近づくと不規則な模様でした。
どうやら人工物ではない様子。



急にその痕跡が何なのか突き止めたくなり
畑の中まで降りました。

そして、真近かで観察すると
鳥の足跡ではないかとひらめきました。

一つの痕跡の長辺は8センチくらいです。
これは相当大きな鳥のはず。



のどかな風景が広がる自宅周辺ではありますが
大阪です。

この地に
大型の鳥が彷徨う姿を想像すると
わくわくしました。



Yoshie


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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TIPAの校庭は春模様

2010-04-12 | TIPAに関するお話


徳永写真美術研究所には立派な校庭があります。



その校庭とは
研究所から徒歩30秒の場所に位置する
北鶴橋第二公園。

上の写真は昨日の様子。
桜は散り始めながらも満開に近い状態でした。
グランド周辺は手入れが行き届いた花畑。
心地よい気候に誘われ
ご老人や子育て中の皆さんが集っていました。

昨年の春、何度もこの公園を活用しました。
http://blog.goo.ne.jp/tipa-c/e/c6a82ae22b963ea9b43aa1ca59a88e21

今年は少し授業の開始時期を遅らせたので
桜の下での実習は無理かも知れませんが
チューリップやパンジーに囲まれた環境のはずです。
今週末の実習日が良いお天気でありますように。



Yoshie

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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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“重力都市”を彷徨う

2010-04-03 | 美術に関するお話


あさご芸術の森美術館で開催している
「重力都市」杉本晋一展に
行ってまいりました。



杉本晋一さんは立体作品を25年間制作し
その後
絵画に移行し7年目を迎えるとの事。

今回は絵画作品の集大成ともいうべき展示でした。

会場入口



私は作品の一部を既に
数回に分けてギャラリーでの個展で拝見していました。
個展会場ではその都度
「大きな作品の一部である。」と、説明を受けていたので
いつか全体像を見たいと思っていました。
今回
やっと、その時が来たという訳です。



会場には
広い空間・大きな壁面に
杉本晋一の内なる世界“重力都市”が存在していました。

展示空間をしばらく歩いていると
迷路に入り込んだような感覚になります。

インタラクティブアート(参加型芸術)の要素も
兼ね備えている絵画作品でした。


会場風景は杉本氏のウェブサイトにてご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/espace/


気になる方は是非、ご来場下さい!



あさご芸術の森美術館
兵庫県朝来市多々良木739番地3

4月20日まで開催



杉本晋一さんとの出会いは
学生時の美術鑑賞の授業で
氏の個展を訪れたことがきっかけです。
立体作家として大型作品をハイペースで
発表されていた時期でした。
その後
立体から平面へと
制作スタイルを変えた変遷について
実はとても興味があります。
次回、ご本人とお会いした時には
そのあたりについてお聞きしたいと思っています。



Yoshie


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■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)