今月は
恩師の展覧会が3つ続きました。
どの方も私の人生に
深く影響を与えた
文字通り、恩を感じる師です。
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まずは、小名木陽一先生から。
染織を専攻していた大学時代の恩師です。
織物作家として活動を始めた頃の
タペストリーの展示でした。
立体織物作品で有名な先生ですので
タペストリーシリーズを拝見できる機会は貴重だったと思います。
しかし
エントランスの
“onagi”と形作った黄色のロープを
何度見た事でしょう・・・。
定番のお出迎えに微笑んでしまいました。
前回の展示はコチラ。
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次は
高校1年生の担任で
美術部の顧問だった増地保男先生。
増地先生は50歳で教職を辞し、
現在は専業画家。
6月と9月に大阪で個展を開催。今月は京都。
毎回、新作を発表されています。
70歳を越える年齢で
厳しく自分を追い込み
精力的に活動をされている様子に
畏敬の念を抱きました。
そして
毎回、展示会場では
「画家として人生をいかに生きるか」
について
先生自身の苦悩と私への助言を
熱心に語って下さいます。
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先月、完成した作品集には
画業に邁進する日々の写真がありました。
私には仙人に見えます。
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最後は
夫・Takayukiの大学時代の恩師
有野永霧先生の回顧展。
小名木先生、増地先生の展覧会は終了しましたが
有野先生の展覧会は始まったばかりです。
ぜひ、お立ち寄りください。
「写真家有野永霧との対話」
11月25日まで
尼崎総合文化センター美術ホール
この有野先生はTakayukiの恩師ながらも
結婚後は事あるごとに
私もお誘いくださるので
勝手ながら
私も門下生だった?と錯覚するほどです。
展示初日に伺った際
先生とお話できる機会があり
私達の研究所活動に対する
アドバイスをたくさんいただきました。
増地先生と同じく有野先生も
卒業して20数年経った今でも
私達を指導対象にある者として接してくださいます。
偶然にも
この3人の恩師は全員、教育大学出身。
増地先生と有野先生は大阪学芸大学(現・大阪教育大学)で
同学年か一学年違いである事に気づきました。
この“師”としての共通する部分は
同じ環境で学んだからなのでしょうか。
ともかく
3恩師には感謝の気持ちでいっぱいです。
私達も次に繋ぐ活動ができればと思います。
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記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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