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徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

3恩師の活躍に自身を顧みる

2012-10-30 | 美術に関するお話


今月は
恩師の展覧会が3つ続きました。
どの方も私の人生に
深く影響を与えた
文字通り、恩を感じる師です。



まずは、小名木陽一先生から。
染織を専攻していた大学時代の恩師です。



織物作家として活動を始めた頃の
タペストリーの展示でした。
立体織物作品で有名な先生ですので
タペストリーシリーズを拝見できる機会は貴重だったと思います。
しかし
エントランスの
“onagi”と形作った黄色のロープを
何度見た事でしょう・・・。
定番のお出迎えに微笑んでしまいました。

前回の展示はコチラ。 



次は
高校1年生の担任で
美術部の顧問だった増地保男先生。



 増地先生は50歳で教職を辞し、
現在は専業画家。
6月と9月に大阪で個展を開催。今月は京都。

毎回、新作を発表されています。
70歳を越える年齢で
厳しく自分を追い込み
精力的に活動をされている様子に
畏敬の念を抱きました。
そして
毎回、展示会場では
「画家として人生をいかに生きるか」
について
先生自身の苦悩と私への助言を
熱心に語って下さいます。



先月、完成した作品集には

画業に邁進する日々の写真がありました。
私には仙人に見えます。



最後は
夫・Takayukiの大学時代の恩師
有野永霧先生の回顧展。

小名木先生、増地先生の展覧会は終了しましたが
有野先生の展覧会は始まったばかりです。
ぜひ、お立ち寄りください。

写真家有野永霧との対話」
11月25日まで
尼崎総合文化センター美術ホール



この有野先生はTakayukiの恩師ながらも
結婚後は事あるごとに
私もお誘いくださるので

勝手ながら
私も門下生だった?と錯覚するほどです。
展示初日に伺った際
先生とお話できる機会があり
私達の研究所
活動に対する
アドバイスをたくさんいただきました。

増地先生と同じく有野先生も
卒業して20数年経った今でも
私達を指導対象にある者として接してくださいます。
偶然にも
この3人の恩師は全員、教育大学出身。
増地先生と有野先生は大阪学芸大学(現・大阪教育大学)で
同学年か一学年違いである事に気づきました。
この“師”としての共通する部分は
同じ環境で学んだからなのでしょうか。

ともかく
3恩師には感謝の気持ちでいっぱいです。
私達も次に繋ぐ活動ができればと思います。 



記:徳永好恵 

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徳永写真美術研究所

大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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芦屋カメラグラブ創設時の宣言文を心に刻む

2012-10-18 | 写真に関するお話




本日
傘をさしながら美術鑑賞に励み、
12920歩、8.3km歩きました。
行き先は芦屋と大阪市内。
芦屋では10年ぶりくらい?に
芦屋市立美術博物館を訪れました。
目的の展示は「芦屋写真展」。

芦屋で写真と言えば
中山岩太、ハナヤ勘兵衛らが率いた「芦屋カメラグラブ」。
この度、その流れを継承すべく
「芦屋写真協会」が設立されるとの事。
この協会の事務局は
(株)ハナヤ勘兵衛となっています。
先人の功績を引き継ぎ
新たな写真の動きが始まるようです。
今後の活動に注目。



「芦屋カメラグラブ」の創設時に
 
総ての作家に
敬意を払う
然し我々は
新しき美の創作
新しき美の発見
を目的とす 


宣言されたそうです。
紳士的でありながらも
なんて挑戦的な宣言でしょう。
この内容は
私達が運営する徳永写真美術研究所の
目指すところでもあります。
しかと心に刻みました。



記:徳永好恵 

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小名木陽一展のご案内

2012-10-11 | 展覧会案内



敬愛する大学時代の恩師
小名木陽一先生の展覧会のお知らせです。



今回は
織物作家として処女作となる
タペストリーの展示です。
案内状の作品は
「獄中羅漢文」1970年作
意味深なタイトルですね・・・。

このタペストリーシリーズは
なかなか
拝見できないと思います。
最もレアな小名木作品と言えるでしょう。
ぜひとも、この機会に
織物作家・小名木陽一の原点をご覧いただきたく思います。

それから
案内パンフレットの裏面には
小名木先生とギャラリーオーナーの
文章がびっしり記載されています。
 このお二人の文章は
儀礼的でなく、とても面白いです。
小名木先生のお人柄をご存知の方は
ぜひ、お読みください!
↓ ↓ ↓ 



昨年の小名木先生の個展の記事もあります。
あわせてお読みいただけると嬉しいです。







記:徳永好恵 

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アンディ・ウォーホルによる概念の支配

2012-10-06 | 美術に関するお話


いつも愛用している輸入食品屋さんの
アウトレットコーナーにて
思わず購入してしまいました。



アウトレットの理由は缶の凹み。
そんなの、気になりません。
むしろ
凹みがアクセントとなり素敵に見えます。
しかし、まぁ・・・
なんて“絵”になる存在なのでしょう。

私のキャンベルスープに対する概念は
アンディ・ウォーホルに支配されている事を実感しました。 

しばらくは
この状態で飾っておきます。 

それから
アンディ・ウォーホルの
あのキャンベル・スープ缶が
そのまま本物の缶になって発売!

このニュースが気になっています。



記:徳永好恵 

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