徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

個展に向けて制作中

2010-02-22 | 制作活動のお話


現在、個展に向けて制作中です。

久しぶりにインスタレーションの形式で制作しています。

徳永写真美術研究所の暗室を駆使して
アクロバット的な方法で108×225センチサイズの印画紙に
16種の画像を露光しました。

露光に13時間、現像に7時間を費やしました。
1枚の写真に費やした作業時間としては過去最長です。

なかでも大変だったのは水洗。
ファイバーベースペーパー、いわゆるバライタ紙を使用したので
入念に水洗しなければなりません。



このように印画紙をロール状して
大きなスポンジで丁寧に洗うこと
なんと、5時間!
さすがに疲れました・・・。



現像後は、暗室の床一面に作品を広げ、一昼夜かけて自然乾燥。
想像以上にカーリングせずに乾燥できたので良かったです。

******

本日、最後の仕上げ作業。



この大きな写真の上や周辺に
展覧会のタイトル「微小なる風景」を写しだした影像を点在させる予定。
上の写真はギャラリーの壁面の幅を確認しながら展示を検討している様子です。

この後の作業は、
前回のポーランド・日本展に出品した作品と同様なので、
作業においての不安はありませんが
写真のセレクトがとても重要。

感覚を研ぎ澄まして最後の作業に専念します!



Yoshie



*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!
■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)



一息ついて、次へ

2010-02-16 | 日常生活のお話


この2週間
3会場で作品展示があったため
バタバタした毎日でしたが、ようやく一段落しました。

今日は久しぶりに、終日、家に居ます。

朝から再配達の荷物を受け取り
洗濯、お風呂掃除など、家事に励み
散らかり放題の家を住める状態に復元。

その後、オリンピック鑑賞。
フィギュアスケートの川口悠子ちゃん、ロシア代表で4位。
メダルは取れると思っていたけど・・・残念。
でも彼女のストイックな生き方に感動しました。

それから
滞っていたメールのお返事。
そして、ブログの更新。

ふっとベランダを見ると、
梅が開花していました。



花のいい香りがします。
特別なお世話もしないのに、
よく毎年咲いてくれるものだと感激します。


昨年の梅記録を見た知人から、
「剪定をきちんとすると、枝ぶりが良くなり、花も多く咲きますよ。」
と、助言を受けたものの、
どの枝を切るべきか分からず、今年も放置状態です。

***



展覧会でいただいた花のバスケットから、
枯れた花を外してアレンジしなおしました。
最後にアンナさんからもらったポーランド土産の鳥をちょこんと乗せてみました!

カワイイ・・・ (自己満足)

***

明日からは個展用に大きな作品を作ります。
しばらく暗室作業に励む日々です。
今度は搬入前日に徹夜の作業とならぬよう
余裕をもって完成させたい。



Yoshie


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*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)



芸術活動の原動力 

2010-02-13 | 美術に関するお話


現在、京都で開催中の
“ポーランド・日本 現代写真交流展”は
ポーランドのJerzy Olek氏と日本の小本章氏の交友関係から
企画されたプロジェクトです。
しかし、
既に10年前・1999年に両氏の発案で
“Tomorrow is Today ”というタイトルの
日本・ポーランド交流写真展を開催した経緯があります。

実は
私はこの10年前のプロジェクトに参加しています。
初めての海外での作品発表でした。
実際にポーランドへ行って
作品展示・シンポジウム・パーティーと
作家としてのもてなしを受け
観光旅行とは全く違う海外旅行を経験。
今までの人生にはなかった充実感を味わう事ができました。
英語が堪能ではない私ですが
作品を介することで、こんなにも交流できるのだと
あらためて“芸術の力”を認識しました。

以来、時折、Olek氏と連絡をとるようになり
いくつかの東ヨーロッパ圏での作品展に誘われました。
しかし、毎回、作品を送るのみで、現地へ赴くことができず
今回、10年ぶりの再会!

ポーランドを訪れた時、
Olek氏の自宅に泊めて頂いた事もあり
今回、ご夫妻そろっての来日で
奥様のアンナさんとも会うことができ、うれしかったです。

ご夫妻をさりげなく撮影しようとしましたが
チャーミングなポーズで応えてくださり・・・



日本人にはない仕草のポーズで応えてくださったり・・・。



普通にポートレートを撮る事ができませんでした。



細々とでも作品制作を継続しているからこそ、
10年ぶりの再会が出来たということ。

こういう出会いは
芸術活動を継続しようと思う原動力の一つですね・・・。

しかし、もう少し英語を話せるようにならなければと思う私です。


Yoshie

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ポーランド・日本 現代写真交流展

2010-02-11 | 制作活動のお話


現在
“ポーランド・日本 現代写真交流展”が京都の2会場で開催中。
縁あって私もこのプロジェクトに参加させて頂いています。

この展覧会はポーランドのJerzy Olek氏と小本章氏との
交友関係から企画されたプロジェクトです。



会場は京都国際交流会館ギャラリーすずき
両会場間は徒歩5分ほどの距離にあります。
ぜひ2会場ともご観覧下さい!
会期は2月14日(日)までです。

*****

2月8日
ギャラリーすずきの搬入日。
私は徹夜をして何とか作品を完成させました。
フラフラな状態で作品を京都へ手持ちで持参。
こんなにもギリギリのタイムスケジュールなのは学生時代以来です。
出品者の皆さんの中には、初めてお会いする方もあり
少し緊張気味に展示作業を済ませました。

2月9日
国際交流会館の搬入日。
常設展示の部屋が会場となります。
そのため通常の展示物を片付ける事から
会場のセッティングが始まりました。



当初、時間がかかる搬入作業だと思っていましたが
前日にギャラリーすずきでの搬入作業を済ませ、
出品者の皆さんとも打ち解けた間柄となっていたため
皆で協力し合いながら手際よく搬入作業を終える事ができました。

***

写真を媒体にしながらも
バラエティに富んだ内容の展覧会に仕上がっています。
多くの方にご覧頂きたいと思います。
(私は新シリーズを発表しています。)

どうぞ、よろしくお願いします!



Yoshie


TIPA写真塾、来期の準備

2010-02-01 | TIPAに関するお話




現在、来期のTIPA写真塾の準備中です。

先週、講座パンフレットの印刷原稿を作っていました。
今までは半期・6ヶ月の講座案内でしたが
今回は一年間の講座案内を作りました。

このパンフレットは
講座概要を掲載するだけでなく
全日程の内容も記しているので
文字情報が多く、A4サイズにまとめるには
四苦八苦。
デザインを学んだことがない私が感覚を頼りに、
見やすさを第一に考えて作った原稿です。


(校正段階の原稿です。)

今週には印刷物が完成します。

講座にご興味がある方は
徳永写真美術研究所のサイト
http://www.tokunaga-photo.com/
より
資料請求をお申し付け下さい。
出来立てホヤホヤの講座案内をお送りいたします!



Yoshie

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*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
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