ヒマ人クラブ

NO MUSIC NO LIFE! ジャズ、ロック、フォークが好きです。気ままにやっていきます。

マイ・コレクションの発掘第11回(ロック編その2)

2009-02-23 | マイコレクションの発掘

中古で購入したCDである。

’89年再発廉価盤『T.REX GREAT HITS

このアルバムは、’73年10月に発売されたものである。

T.レックスは、マーク・ボラン(vo,g)のワンマン・バンドと言ってもいいと思っている。

ミッキー・フィン(perc,vo)という相方がいるのだが、単なるロック・ファンは残念なが

らミッキーの名を知らない。

私も、その一人である。

T.レックスは、私の中では「深夜放送」の音楽である。

まだ、ステレオ装置を持たず、シングル・スピーカーのFM・AM・短波ラジオを聞いて

いた時に耳にした音楽であるからだ。

T.レックスは、グラム・ロック(グラマラス・ロック、)という名にくくられた音楽ジャンル

の旗頭であった。

この再発盤のライナーノーツを書いた八木誠氏の視点は鋭く、これを読んで初めて

グラム・ロック」というくくりに対する疑問が解けた気がする。

このジャンルには、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージック、時代を下って、カルチ

ャー・クラブなどが含まれているが、そこに音楽的な共通スタイルはないということ。

あえて言えば、ロックまたはロックン・ロールが共通の音楽スタイルとしてある。

化粧を施し、派手な衣装を纏った外見的なものに着目した“ジャンル”が「グラム・ロ

ック」と称された。

これで、納得した。

’77年9月16日、自動車事故で同乗していたマーク・ボランだけが亡くなった。

しばらくして、廉価盤で発売されていたレコード『ザ・スライダー』を購入している。

モノクロ・ジャケのボランがかっこいい。

さて、トランジスタ・ラジオを卒業した私は、’73年のヒット曲「20センチェリー・ボー

イ」以後に作られたT.レックスのサウンドを耳にしたことはない。

『グレイト・ヒッツ』は、『ザ・スライダー』に収録されていない

「チルドレン・オブ・ザ・レヴォリューション」

「20センチェリー・ボーイ」

を補完するために購入したのであった。

ちなみに、「20センチェリー・ボーイ」のレコーディングは、’72年秋の来日時に行わ

れ、イギリスでリミックスやトラック・ダウンされた作品であるとライナーノーツに記され

ていた。

私にとっては、異色のロック・アルバム・コレクションである。

 

 

 

 


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