蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

衣紋抜きの正しい?使い方

2016年05月27日 | 普段着物

 やっと知りました…。


 普段は半襦袢派なんですが、衣紋抜きがどうにも上手く使えなくて。
 多すぎるくらいに抜いても、必ず着物を着ている間に詰まって来るんです。
 着物は大丈夫なの。何故か襦袢の衿のみ。
 衿芯が硬すぎるといわれてメッシュ芯を買ってみたら今度は柔らかすぎて使いづらいし。
 しかし原因はどうやら衣紋抜きの使い方にあったのでした。

 まずひとつめは衣紋抜きの紐通し位置が下すぎたこと。
 昔聞いたのは「ウエスト位置で」だったので、律儀に一番下に通して腰で締めていたのですが
 そもそもクビレがないので上に上がってくる…(論外)
 わたしのようなのの場合、「一番上に通してバストの真下で締める」が正解でした。

 もうひとつは、前身頃を一緒に押さえていたこと。
 衣紋を抜く紐は、身八つ口から中へ入れて、半襦袢の内側で(前身頃をよけて)バストの真下で結ぶ、のだそうです。
 半信半疑でやってみたらあまりにも違うのでたまげました。ほんとに詰まって来ない。
 ちょうどブラのアンダー部分をぐるりと回す感じで、緩んでこない程度に結んで、紐の端はブラの中に突っ込んでしまうと邪魔にならないし汗取りにもなって快適です。苦しくなるほど締める必要はありません。
 普段、腰紐はモスリンを愛用しているのですが、これだと肌に近くてちょっとチクチクするので、洗いざらした木綿で専用の紐を作りました。
 そうしておいて、襦袢の衿は改めてコーリンベルトなどで合わせるわけです。


 実際にこれで先日、始発から終電までの日帰りで京都へ行って歩きまくり遊びまくったんですが、後ろ衿も衿の合わせも信じがたいほど動かなかった上、半衿が着物の後ろ衿から上へはみ出してくることも皆無だったので、これは効果があるなと実感しました。
 むしろ、どうしてこの着方が標準じゃないのだろうと思うくらいで(笑)
 何かこの着方特有の不都合な点などあるのかもしれないので、これからじっくり検証してみることにします。


 あ、ついでに。
 着付けかたと着てからの動き方がうまくなれば、衣紋抜きはなくても大丈夫になります。
 実際、わたしも以前毎日着て一年くらい経った頃は、無しでも詰まって来なくなってました。
 しばらく仕事や介護の都合で着ていなかったら、下手になりました(笑)。
 今は家ではほとんど着られず、月に二、三度のお出かけの時に着るくらいなので、感覚を取り戻すまで時間がかかりそうですが、いずれまた衣紋抜きが要らなくなる日が来ると信じて頑張ります(笑)。
 

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