秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
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暁の空とプロペラ機

2010-05-21 14:58:10 | 自然と科学
5月21日(旧暦4月8日 二黒 大安 辛未)


こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日の雨と打って変わって、今日は五月晴れの陽気となっています。

あえてエアコンを付けずに、窓を開けながら車を運転していると、心地よい風が排気ガスとホコリとともに入ってきます。

汗ばむ陽気のほうが気分もよく、今日も仕事に一所懸命取り組めそうです。


今朝のニュースで、6時58分に日本発の金星探索機「あかつき」を載せたH2Aロケットの打ち上げが成功した様子を拝見しました。

金星は大きさが地球と同じくらいですが、大気は二酸化炭素に覆われており、解明されていない点が数多くある惑星です。

古来からは「明けの明星」「宵の明星」として天空に輝き、ローマ神話では美の神「ビーナス」がその星の名前となっています。

ロケットには「あかつき」のほかに、太陽光で航行する世界初の宇宙ヨット「イカロス」というものも載っています。

これもギリシャ神話の「ロウの羽」で飛んだ、イカロスにちなんだ名前となっているようです。

イカロスの羽は太陽の熱で溶け、重力により墜落しましたが、宇宙空間では重力に負けることはないという素人考えが思い浮かびます。


宇宙開発と人間のかかわりは、以前の記事でも触れました。

20世紀はじめに人類が空を飛び、半世紀足らずの60年代には米ソ間で宇宙開発競争が激しくなりました。

実は今日は、歴史的にも「空」に関わる出来事のあった一日となっています。



1903年にライト兄弟が動力飛行を成功させ、第一次世界大戦の勃発による戦闘機での空中戦などを経たように、航空機の技術は日進月歩で進化していました。

1927年5月20日5時52分、アメリカのニューヨークのルーズベルト飛行所から飛び出した「ライアンNYP-1」という小型プロペラ機は、約33時間半後の5月21日22時21分、フランスはパリのル・ブルジェ空港に着陸しました。

大西洋を超えて総距離5810キロ、世界初の無着陸での単独飛行を成し遂げたこの飛行機の別名は「スピリットオブセントルイス号」、パイロットはチャールズ・リンドバーグという25歳の若者でした。


単独以外での大西洋間無着陸飛行はすでに成功していましたが、長時間・長距離を一人で操縦し続けたこのパイロットの偉業は、歴史の教科書やスミソニアン博物館での実物の展示などによって後世に伝えられています。

無名のパイロットは一躍英雄となりましたが、子供の誘拐や戦争での政治的な発言が批判されるなど、その後の人生は波乱に満ちたものとなりました。

また、ロケット研究のパイオニアの一人で、当時は先進的過ぎて周囲の理解を得られなかったロバート・ゴダードに資金を援助し、後にアメリカが月への有人飛行を成功させて、彼の理論の正しさを証明したというエピソードもあります。


航空技術の進歩は、人類を宇宙空間まで進出させ、現代では宇宙周航も現実的なものとしています。

航空機による移動は、流通といったビジネス面や旅行の短期化などにも貢献し、今では当たり前のように飛行機を利用できます。

これらの出来事はわずか100年足らずのことであり、改めてその凄さに驚きます。


「あかつき」の記念すべき打ち上げ成功の日に、人類の空への情熱に思いを寄せたいと思います。

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