でもほら、ピンクに染まった紫陽花がなんだか嬉しそうでしょ
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300人を越える死者・行方不明者を出したセウォル号の沈没事故から1カ月。
客を置いて逃げ出した船長の姿がそれは情けなく映し出されて呆れたものです。
船も違法増築、過積載、客の退避措置もとらなかった乗組員。 無責任きわまりません。
これは、まさしく「泥船」。
海洋警察も後手後手で、韓国という国の弱さに驚きました。
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福島原発では、所長の待機命令も聞かず所員の9割が一目散に撤退していたんだそうな。
放射能が拡散すれば、地域にどれほどの被害が及ぶかは百も承知で・・・。
原発は、大きな船と同じだと思います。 所長は船長、そして所員は乗組員。
地域住人は乗船客です。 と考えれば福島原発は、大きな「泥船」だったんだ。
しかも原発は国をあげてなお稼働させようとしているのだから、首相は船会社の社長です。
はたして泥船は、福島原発だけ? 国内54基大丈夫なんだろうか?
他県の原発所員は、有事がおきたらみな命を賭してとどまる覚悟をもっているのだろうか?
その覚悟がないのなら、原発に従事するのはむいていないように思います。
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セウォル号の船長と船員は、今回殺人罪で起訴されたそうだけれど、
フクシマの原因究明もままならないうちに他の原発を稼働させて、万一有事が起こったら、
首相や所長は果たして罪をとわれるんだろうか? 私は問われてしかるべきと思います。